K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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マナーのいい鉄道ファン

そうですよね。ちゃんとマナーを守る人だっていることを、忘れちゃいけませんよね。


電車の走行を妨げたとか、沿線の桜の木を切ったとか。最近は蛇蝎のごとく嫌われる鉄道ファン。
僕もその行為を弁護する気は全くありませんし、それ相当の罪は償うべきだと思いますが、
でも、鉄道写真好きが一概に悪く言われる風潮には、すごく違和感を感じてしまいます。


僕も鉄道旅行は頻繁にしてますし、旅行中は鉄道や駅の風景をデジカメで撮ったりもしますが、
人に迷惑をかけてしまった時は謝りますし、ルールは守った上で撮ってるつもりです。

でも、写真好きの鉄道ファン、いわゆる「撮り鉄」の悪事は想像以上に広まってるらしく、
最近も僕が駅の写真を撮ってると、地元の高校生らしき集団が

「うわっ!撮り鉄撮り鉄!」「おい、ネットで撮り鉄話題なの知ってるか?!」

なんて本人に聞こえるように言うわけですよ。

もちろん僕もそれを聞いてイラッとしないわけはないですが、
事情も知らない学生の語り草になるぐらい、鉄道ファンが嘲笑の的になってるのかと思うと、
それ以上にすごく悲しくなりましたね。



撮り鉄は酷い奴ばかりだから言われて当然。そう思う人もいるかもしれません。
確かに一部にマナーが悪い人も、人の迷惑を顧みない人もいるのは事実ですし、それは否定しません。
でも、皆の目に見えないところで、マナーを守ってる人だっているはずなんです。

マナーのいい人って、目に見えないんですよ。
逆に悪行はすぐに目につくから、それが独り歩きして、全てがそんな人のように見えてしまう。
だから、痛ましい出来事だけを見て、全体を悪いように言うのは、僕は感心できません。


凄惨な事件が起きて、その犯人が実はテレビゲームマニアだったとかで、
まるで鬼の首でも取ったかのように、テレビゲームが犯罪の温床だと主張する記事。
あれってイラッとしませんか? 罪をゲームのせいにするなと思いませんか?
僕はゲームはほとんどしませんが、それでもそんな記事や主張にはうんざりします。


でも、それにイラッとする気持ちがわかるなら、
同じようなツイートを反射的にする前に、ちょっとだけ待ちませんか。
そのツイートを見た誰かを、同じ気持ちにさせてしまうことを、少し考えてみませんか。


別に自分が鉄道好きだから言ってるわけじゃないんです。
対象が鉄道ファンだろうと、ゲームマニアだろうと、お隣の国の人だろうと同じ。
一部の悪行だけを見て、全体を悪く言うことが、僕はどうしても好きにはなれません。



ショッキングな事件や事実を知るたび、あいつらはああだから悪いんだと、
安全な場所からそれらしい理由づけをすることで、知らずに溜飲を下げてしまう。
それは何の解決にもならないし、自分の不満の解消と引き換えに、他の誰かの大きな反感を買うだけ。

イラッとしてつい酷いことを言いそうになるたび、そのことを忘れずにいたいと、僕は思います。