こんな漫画を買いました。
主人公は赤羽たまこ。35歳。
今年で勤続15年の腰かけOL。
フェイバリットアイテムは時刻表。
趣味は時刻表を眺めての妄想旅行。
…何だか、買わずにはいられない何かをすごーく感じるのですが。
というわけで、独身鉄オタのハートもがっちりキャッチ。独身OLの気ままな生活を描いた4コマ、荻野真弓の「たまのこしかけ」。ブログで紹介されているのを見かけ、評判も高かったので、僕も読むことにしました。
前評判どおり、すごく面白かったです。女装美人の係長や、どこかトボけた研究所のエリートといった、キャラの個性もさることながら、自虐的な印象がなく、笑って読めるところが好印象ですね。作者は結婚してお子さんもいるみたいですけど…と、それはさておき、主人公は35歳の独身OLなんですが、非常に明るく、仕事も趣味も前向きに人生謳歌してるんですよ。そういう姿って見てるだけで可愛いですし、僕もそんな存在に憧れますね…って結婚する気のカケラもないのか自分。
そんな主人公・たまこは鉄道ファンだけあって、趣味がいかんなく発揮されるシーンも当然あります。売られているカバンを見て「この金額で北斗星に乗れる…!」と呟いたり。出張のチケットを取るのが得意だったり。レトロな在来線と新型車両のツーショットを収めたい!と時刻表引っ張り出してきたり。中でも印象的なのは、初日の出列車に乗って初日の出を撮影するシーン。ベストポジションには、同じように撮影中の独り者がいっぱいいるんですが、それを見てたまこが一言。
「ひとりものの仲間がこんなにいる…!」 (趣味人に勇気づけられる、35歳独身)
僕もその気持ちはよくわかりますね。鉄道もそうですが、僕はアニメファンでもあるので、仲間と声優のコンサートとか行くわけじゃないですか。そこでまわりをふと眺めたりすると、僕もそんな気分になりますね。鉄道ファンの友人もいますし。まさに趣味人に勇気づけられる32歳独身。僕も本当に勇気づけられっぱなしですよ!
趣味人以外は、誰も勇気づけてくれませんが。 え? 同期がまた一人結婚した?
- 作者: 荻野眞弓
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/02/07
- メディア: コミック
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