K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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怒られるのに慣れた上司

この3日ほど、ちょっと激務が続いてます。

徹夜や深夜勤務の疲れに、自信をなくすような失敗や、さらに自分の連絡不手際でお客さんを怒らせてしまうこともありました。その後は上司に謝罪してもらい、こちらの事情を説明してもらいましたが、その時はさすがに元気もなく、食堂のスミでふさぎこむような日々を過ごしてました。


でも、そんな風に先輩に迷惑をかけてしまった時に、いつも思い出す一言があるんですよ。

といっても直属の先輩でも会社の上司でもなく、他の会社の上司らしき人が部下に言ってるのを偶然聞いただけなんですが、それでも僕の心にすごく残ってる一言があります。


今と別の職場で働いてたある時、後ろのミーティングスペースで、部下数人と上司らしき人が報告書について話してたんですね。ところがお客様が望むような結果は出なかったらしく、上司も部下に厳しいことを言ってまして。結局、その内容を上司がお客様に報告するらしいのですが、良くない報告に部下も申し訳なさそうなんですね。ミーティングの終わりに思わず「すいません…」とつぶやいた部下に対し、上司が一言こう言うんですよ。

「いいよいいよ。怒られるのは慣れてるから


その瞬間、自分が言われたわけでもないのに、鳥肌が立ちました。
なんて格好いい上司なんだと。
こんなことを部下の前で言える上司なんて、100人に一人もいないんじゃないだろうか。



勤続年数を重ねるということは、責任も重くなるということ。
責任が重くなることは、怒られたり謝ったりする機会も増えます。
俺が悪いわけでもないのに…と内心では思いながらも、頭を下げなきゃいけない時も当然あるでしょう。
それでも物事を解決に導くためには、打たれ強くはなくても「慣れ」のような感覚も必要なんだと思います。


今の若者は打たれ弱いなんてことを耳にしますが、若かろうと年寄りだろうと、好きで怒られる人なんていません。怒られて謝って、落ち込むのは普通。時には人知れず悔し涙を流すこともあるかもしれません。でも、そこで全てを投げ出したらそれで終わり。たとえ怒られて食堂のスミでふさぎ込んだとしても、その時間が1時間から45分に、45分が30分になれば、それは成長だと思うんです。

慣れるというのは、打たれ強さとは違った、マイナス面を補うような感覚。
そういう感覚も、この先大事になるんじゃないかなと思うんです。



それに、そんなこと言われたら、やっぱり部下も次は頑張りますよ。自分のために上司が怒られ役になってくれるんだと思うと、その上司に怒られたとしても、反抗したりイジけたりせず、より良い結果を出すために努力しようと思えますよね。今は豆腐メンタルの僕ですが、もしも将来、自分のミスで後輩が申し訳なさそうにしてたら、ちょっと嫌味っぽい口調で、

「いいよ。怒られるのは慣れてるから」

なんてことが言える、そんな先輩でありたいと心から思います。まあ…何十年かかるかはわかりませんが。