K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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異常な国、だからこそ信じられるものがある。

フランス「日本人はこの状況でも逃げずに仕事をし、TVではお笑い番組を放送している。明らかに異常」

うん、その通り。確かに異常だと思う。
でも、だからこそ、この危機にあっても、この国を信じられるんですよ。



僕自身の話になりますが、今回の震災ではオフィスも被害を受けました。
幸い怪我人こそいませんでしたが、
立ち入り禁止になっていたオフィスを先日見た時には、完全に廃墟と化していました。
SEという仕事上、マシンルームもそこにはあったわけで、
そこも一部のマシンは、ラックからサーバーが吹っ飛んでいたそうです。

僕の今携わってるプロジェクトでも、そのマシンを使ってテストしてたわけで、
震災以後、そのマシンが復旧するまでの間、マシンの再構築から始めることになりました。

オフィスは今も余震で揺れるし、
残業しても近くのコンビニは食べ物売り切れてるし、放射能の話題も後を絶たない。

震災が起こったのが3月11日。そうでなくてもスケジュールも苦しい状況。
なのに、4月のサービスインに間に合わそうと、残業や休日作業を続け、
その結果、何と遅れることなく、本当にサービスインに間に合うメドが経ったんですよ。


僕はフマジメな人間なので、深夜作業も嫌でしょうがなかったし、
「皆も早く帰ろうよー」と、内心ではそんなことばっかり思ってました。
でも、深夜になっても全く手を止めない、まわりの人間を見ていたら、


この労働力をもってすれば、この国は何が起こっても大丈夫なんじゃないか。


不謹慎かもしれませんが、そんなことをふと思ってしまいました。




震災以後、信じられないスピードで、元通りになっていく道路や鉄道。
壊滅的な状態を乗り越え、再開する地元の企業や漁業、農業。
それも、関わった人達のたゆまない努力があったからこそのことでしょう。

もちろん被災地の一部では、犯罪もあると思います。
でも、こんな危機にあっても、自暴自棄になる社会人なんていない。
仕事を投げ出す人なんていない。
自分にできることを一心不乱に進め、できることをこなしていく。
こんな国は、全世界探しても、日本ぐらいなんじゃないか。



異常だと思われても、僕は否定しません。だって異常じゃないですか。
今でも大きな余震は後を絶たず、オフィスでは誰かの緊急地震速報が鳴り響く。
原子力発電所放射能汚染もついに最悪のレベル7。
そんな非常事態にあっても、皆が働いてるんですよ。
仕事なんてやってられるか、なんて誰一人として言わないんですよ。
しかも震災前のスケジュールを遅らせまいと、少しでも遅れを取り戻そうと、
以前よりも必死に働いてるんですよ。


でも、だからこそ、他の国が信じられないくらいのスピードで復興できるんです。
だからこそ、この国のことを信じられるんです。


ここはそういう国なんですよ。いい意味でも悪い意味でもね。