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「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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『ミンキーモモPARTY』に行って来た

映画館まで見に行ってきました! 「魔法のプリンセス ミンキーモモPARTY」

 

さらっと書きましたけど、行く前は恥ずかしかったですよ。なにせ会社帰りにスーツ姿でミンキーモモ。夢をどうこう言う前に34歳独身の姿としていかがなものかと自分でも思いますもん。でもかなり昔の作品ということもあり、観客は男女半々。年齢層も少し高めでしたね。

この「ミンキーモモPARTY」、ミンキーモモの30周年を記念して、過去に作られたOVAを映画館で放映するというものでして。「夢の中の輪舞」(85年・空モモ)がプログラムA。「夢にかける橋」(93年・海モモ)と「旅立ちの駅」(94年・共演)がプログラムB、と2つに分けて上映されるんですね。もちろん両方見たいですが、林原ファンとしては海モモが登場するほうをまずは見たいじゃないですか。なのでプログラムBが放映される平日の夜に行ったんですよ。で、鑑賞の感想ですが、


いやあ…林原さんの声が若いわあ!!


確かにそれもあるけど、伝えたいことはそれではなくて。2作とも本当に不思議なストーリーなんですよ。内容も橋の上で出会った少年を待ち続ける話や、戦火中のスリの少女の話といった、全体的に少し重めのストーリーで、そこに「パラリル パラリル ドリリンパ」とか「ダバダバ Fallin' Love」とか、そんなアダルトタッチやミンキータッチな展開が入り込む余地はありません

それに2作とも、モモは魔法を一度も使わないんですね。それどころか使う様子すら見せないんですよ。それでも登場人物それぞれ胸の内に想いを抱えていて、そこに不思議な奇跡が起きて、最後は少しだけ幸せになる。魔法少女の華やかなイメージはないけど、いろいろ考えてしまうというか。物語の展開をはっきり描き過ぎないことで残される余韻が、見る大人にとっても不思議と心地よかったりします。



なのはさんやらまどかさんやら、最近は戦う魔法少女のイメージが強いですが、ミンキーモモは誰と戦うでもなくストーリーだって地味。でも、小さな奇跡や偶然があって、誰かの夢が叶ったり、誰かの悩みが軽くなったり。魔法少女がもてはやされる今だからこそ、魔法少女の本来の目的に振り返らせてくれた気がしますね。それにミンキーモモの物語自体が、明るい反面、重いエピソードを含んでいるので、2011年版のミンキーモモがあっても面白いんじゃないかと。


この国でも震災や原発事故が起き、世界的にも大規模なテロが後を絶たない。
そんな現在だからこそ、再びミンキーモモが現れてほしいと思ったり。