K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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「魔法少女まどか☆マギカ」最終回 『わたしの、最高の友達』

「魔法少女まどか☆マギカ」。このタイトルを見て、ここまでの重苦しい展開を誰が想像したでしょうか


OPでドジばかりのまどかの姿とは裏腹に、3話で命を落とす魔法少女。正体のわからぬ魔女と成り果てる魔法少女。世界を破滅に導く大災厄・ヴァルプルギスの夜…。魔法少女が死ぬなんてミンキーモモだけで充分だと思ってましたが、もはやそれすら軽く思えるほどの悲しいストーリーでした。

でもそんな話だからこそ、僕も毎回続きが気になりましたし、人気も絶大だったようで、最終回が放送された日は読売新聞一面に広告が載り、秋葉原から読売が消えたと言われましたからね。そんなまどマギがようやく衝撃の最終回を放送するとなれば、僕も当然気になります。中にはリアルタイムで見るため、次の日にまどマギ休暇を取った人もいるそうですが、僕は普通に後で録画見ました。


…なるほど、こう来たか。


それが正直な感想でしたね。あれだけ広げといて最後にどう話をたたむかと思いきや、見事に上手くたたまれました。まどかもドジっ子っぽい見かけとは裏腹、最後は魔法少女のシステムすら壊し、神の領域に達しますか。人々の記憶から消えた後に、弟がまどかの絵を描くシーンや、上条君を見守るさやかのシーン。ほむらと最後に抱き合うシーンなど、一人一人の物語を丁寧に完結させた、いい最終回だったと思います。

誰かの幸せを祈ったぶん、他の誰かを呪わずにはいられない

魔法少女の一人がかつてこう言いましたが、この言葉こそが、まどかの世界を通じて描きたかったことなのかも知れませんね。祈りで始まり、呪いで終わる。光があれば闇もあるように、人は誰かの幸せも不幸も望むことができる。人は聖人君子じゃないから、他の誰かに愛だけをもって接することはできないけど、それでも最後に死ぬ時は、人を呪うより幸せを望むほうが少しでも多ければいいな、とそんなことを全体を通じて思いました。


でも頼むから、グロテスクな世界は「まどマギ」だけにしといてね。これにつられて、気持ち悪い異世界で戦う魔法少女とか、流行らなくていいからね。

やっぱり魔法少女は笑顔でなくっちゃ! うんうん、そだそだ。