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「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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槇原敬之コンサートツアー2011-12『Heart to Heart』@東京国際フォーラム

槇原敬之のコンサートに行ってきました!

  

広い会場を彩る特製フラッグ、フラワースタンド、そして…。

アルバムタイトルでもあり、ツアータイトルの「Heart to Heart」。何か往年の美少女ゲームを思わせるタイトルですが、人と人とのつながり、人とモノとのつながりを意識して付けたタイトルだそうで。会場に入ると、一面に飾られた特製のフラッグと著名人から届くフラワースタンドの数に圧倒されます。凄いなあ…と思いながら、ふと横を見ると、さらに圧倒される仕掛けが。
  
  

何じゃお前はー!?

あの…そもそもビジュアルが個性的なのにこんなリアルに人形作らんでも、と思うんですが、やっぱりそのインパクトに引かれたのか、皆さん次々に写真取ってましたね。

懐かしのラブソングも披露

勇ましいマーチの中、フラッグをもってメンバー登場。ノリのいい曲を数曲ほど披露し、MCでは恒例の「どこから来たか」の質問に。毎回海外から来られる方がいるんですが、今回もイギリスやドイツから来た方がいました。中には福島から来たという学校の先生もいまして。会場から暖かい拍手が起こってました。

さらに今回のコンサートでは、最近はあまり歌わなくなったラブソングのコーナーがあったのが嬉しいですね。震災で建物が壊れ、がれきになった中を通学する学生の写真が印象的だったという槇原さん。「どんな未来であっても、この人たちにとっては青春まっただ中で、恋もこの先するんだろうなあと思うと、ラブソングも大事にしないと」と改めて思われたそうです。

コンサートではその中から3曲を披露。ひとつは40歳を記念して作った曲だそうで、青春の話をした後に40歳のラブソングを披露するのも何ですが、と恥ずかしそうにしてました。


震災を抜きには語れないアルバム

スポットライトを減らし、キャンドルの明かりが灯ったステージで、震災のことを歌った「White Lie」を披露。MCでも震災についての話になりました。震災当日は「街が揺れる音がした」という槇原さん。シングル「林檎の花」は東北新幹線の新青森開業のCMに起用された曲ということもあって、東北について思い入れのある曲なのに、まさか発売当日にあんなことになって…と、ネガティブになっていたそうです。

でも、そんな中でアルバムを作っていて気づいたことは、当たり前のことができなくなることで、感謝することの大切さに気づかされたことなんですね。今回のアルバムに「Appreciation」という曲がありますが、日本語にすると「感謝」。さらに「真の価値を見きわめる」という意味があるそうです。「当たり前」から「ありがとう」。「5つの文字」という曲でも以前言っていたことですが、MCを聞いていて、その言葉を僕も思い出しました。

ちなみに大の愛犬家の槇原さん。家に8匹の犬を飼ってるんですが、「犬って地震を察知して教えてくれそうじゃないですか。でも全く教えてくれませんでしたね。もう…ずっと寝てました」。


マキハラも、メンバーも、観客も全員が楽しめるコンサート

今回のコンサート。曲もさることながら、すごく印象的なのが、バックで楽器を演奏してるメンバーがすごく楽しそうなんですよ。ギターもパーカッションも、単に演奏してるという感じではなく、音楽に合わせて体が動くという感じで、楽しさが伝わってくるんですね。歌う本人も、楽器を演奏するメンバーも、それを見る観客も、全員が楽しめるコンサートを目指してることがそこからも感じ取れます。

今回はアルバム中心の曲構成でしたが、それでも懐かしの曲もあり、お馴染みの曲もあり、時間が経つのを忘れて楽しめました。特にアンコール前の3曲。この3曲には僕も涙腺決壊でしたね。さらにアンコールでは、槇原さんを一躍有名にしたあの曲も披露。この曲を一緒に歌い、PPPH*1ができるだけで、今日まで生きてきた価値ありました。

観客と一緒に盛り上がれる曲あり、座ってじっと聞かせる曲あり。それでいてMCでは笑いもあり、本当にいいライブでした。早くも来年のアルバムリリースとツアーを宣言した槇原さん。次のコンサートが早くも楽しみで仕方ありません。

マッキー、あんた最高やで!!


〜セットリスト(11/18 東京)〜
幸せの鍵を胸に / GREEN DAYS / 犬はアイスが大好きだ / Jewel In Our Hearts 
二つのハート / In love again? / まだ見ぬ君へ / LOVE LETTER / 足音(日替わり)
White Lie / Appreciation / 不安の中に手を突っ込んで / LUNCH TIME WARS
軒下のモンスター / ムゲンノカナタヘ 〜To infinity and beyond〜 / 風は名前を名乗らずに
Remember My Name / 林檎の花
〜アンコール
Such a Lovely Place / どんなときも。 / 今日の終わりにありがとうを数えよう

*1:「ぱんぱぱんひゅー」のテンポで手拍子をうつこと。アイドルのコンサートでは「ひゅー」の後で掛け声が入ります