あるアイドルのブログを見ました。
自分のつぶやきを「ふぁぼしてー!」と以前ツイートしたことについて、アイドルは数字だけで判断される厳しい世界であること。そしてお気に入りやRTすることでも応援できることが書かれてました。内容が引っかかったので何度か読み直したんですけど、僕はどうしてもその内容が腑に落ちなかったんですね。
アイドルと言っても僕の知らないアイドルですし、その業界やファンのことなど全く知りませんので、僕の見当違いかもしれません。でも、たとえ厳しい世界が事実だったとしても、お気に入りやRTをツイートでお願いするのは納得できないし、もし僕がファンだとしたら、そんなことは言ってほしくないな、と思います。
それに、たとえ人数が少なくても、お気に入りやRTしてくれた人がいる以上、そういった発言は失礼なことじゃないでしょうか。
僕が会社の先輩から言われたことで、今もすごく印象に残っている言葉があります。その先輩は、自分の仕事や得た知識をいろんな場で積極的に発表する人で、僕も尊敬していたのですが、その先輩がある時、こんなことを言ってました。
「ギブアンドテイク」なんて言葉があるけど、そんなのは嘘だと。
必要なのはひたすらギブアンドギブ。自分の持ってる情報を出して出して出し尽くして。
これ以上はもう出せないと悩んだ時に、初めて有用な情報、テイクが得られるのだと。
その言葉を聞いた時、僕は目から鱗が落ちる思いになったのですが、これって仕事だけに言えることじゃないと思うんですね。
もっとRTされたい。もっとふぁぼされたい。ツイッターを続けていると、有名人でなくてもそう思うかも知れません。でも、されたいと思うなら、自分はそれ以上に誰かにやってから言うべきだと思うんですよ。RTやふぁぼが他の人より少ないなら、自ら積極的にRTやふぁぼしたり。もしくはお気に入りに入れてくれた人に感謝の気持ちを返したり。RTやふぁぼが多い人には手が回らないようなお返しだってできると思うんです。
「ふぁぼしてー!」なんて言うのは、他の人にはできないような手厚いお返しを徹底的にやり尽くし、
それでももう打つ手がなくなってから。
そのためにできることがあるなら、それをやり尽くしてからでないと口にはできないな、と思います。
PVを増やしたい。お気に入りを増やしたい。フォロワー数を増やしたい…などなど。承認欲求って、時に厄介ですよね。僕にもやっぱりそれはありますけど、それが満たされないことを他人のせいにする前に、もう少し僕ができることがないかなと考えると、少し気分が軽くなります。
少ない誰かをこよなく愛せることが、多くの人に愛される近道。
自分勝手な気持ちをぐっと堪えて、もっともっとギブしていけばいいと思いますよ。