テレビ東京の「出没!アド街ック天国」が、先日は竹原の特集だったようで。アニメ「たまゆら」も取り上げられました。
僕もネットしながら見てましたが、「たまゆら」が登場した途端、ツイッターの盛り上がりが凄いんですよ。「たまゆら」の登場でフォロワーさんが一気にツイートが増加し、その後もアニメの舞台で登場した風景が紹介されるたびに話題になってました。でも、それを見て僕はちょっと寂しくなったんですね。
僕も「たまゆら」は大好きですし、竹原にも足を運びました。登場した時はテンション上がりました。でも、別の話題に移り、竹原の魅力の紹介は続いてるのに、あくまで「たまゆら」を中心にタイムラインが盛り上がってるのを見ると、イジワルなことを思ってしまうんですよ。
まだまだ「竹原=たまゆらの舞台」でしかないのかなあ、と。
アニメの舞台になるというのは、あくまでその街の良さを知るためのひとつのきっかけ。それをきっかけに、実際に街を訪れ、雰囲気を肌で感じ、アニメの舞台となった場所以外にももっと街のいろんなところを見て、いろんなところを好きになる。やがてはアニメの舞台としての側面だけじゃなく、その街そのもののファンになる。昔ながらの街や酒蔵、観光地や料理など、竹原の街には、訪れた人が好きになる要素が十二分にあると思うんですね。なのに「たまゆら」の話でしか盛り上がれないというのは、ちょっと寂しいなと思ってしまいまして。
で。これを書いてふと思ったんですが。
これって、ブログについても似たようなことが言えるんじゃないかなあ。
アニメの舞台になって街に注目が集まるように、公式サイトがRTしてくれたり、ニュースサイトが取り上げてくれたり。ブログにも一時的にアクセスが集まることがあります。そういった好意的なきっかけでアクセスが増えるのは嬉しいんですが、記事を今見てくれてる人が、僕のブログをその後も見てくれるかというと、まあ…そんなことはないわけで。紹介された記事は好意的に捉えてくれても、なかなかその記事以外を見てくれることなんてありません。
「アニメの舞台」としての街から、その街全体のファンになるように、
ある一記事のファンから、そのブロガーのファンへ。
その道のりは、まだまだ前途多難ですね。
アニメが放送された時だけ、ホットエントリに入った時だけ盛り上がるんじゃなくて、長く愛してくれるファンを作るためには、常に面白い情報を提供し続け、興味を引き続けないと。それは街もブログも同じかも知れません。