コミケに行って来ました。
と言っても早朝から並んだりはせず、昼からまったり行くようなユルい一般参加者だったんですが、今年は普段とは事情が違いまして。何と人生で初めてサークル側をのぞかせてもらえることになったんですよ。コミックマーケットにサークル側で参加。これはもうオタクの階段一歩登った感するじゃないですか。そんな感じで前日からドキドキしながら知り合いと待ち合わせ、渡されたサークルチケットを見ると。
こ、これがサークルチケットか…。
ちょっと高価っぽいデザインとはいえ、印刷されたものを自分で切り取る簡素なものなんですが、それでも人生で初めて見るサークルチケット。多くの人々の心を惑わすチケットを今僕が手にしてるかと思うと、何千万の株券のように見えるわけですよ。ビックサイトに着き、始発から並ぶ長蛇の列を横目に足を進めてると、自分が申し訳なくなってきまして。
あの…すいませんすいませんっ! ぬるい一般人が僭越ながら先に入場してすいません!
でも、そんな恐縮に駆られるのもほんの数分。入口でチケット回収されたら、後は自分のスペースまで行くだけ。スペースに着いたら、軽くセッティングを手伝い、一斉点検ののどかな放送を聞いたりしながら、開場を待ちます。トイレを先に済ました後、開場前の様子を少し見て回ってたのですが、開場前から長蛇の列ができてるのを見たりすると、
うーん…気持ちはわかるけど、何となくやるせない感じ。
後から聞いた話では、サークルチケットを手に入れるためだけに登録だけする「ダミーサークル」なんてのもあるようで。早朝から並んでまで欲しいものもないし、小林幸子の動向*1にも興味ない僕にとっては、何だかなあ…という感じでしたね。
開場後は、メンバーの一人が会場を回ってる間に売り子を手伝ったり、知り合いのところに挨拶に行ったり。一般参加の時は感じたことなかったのに、こうしてサークルのお手伝いをしていると、大学の学園祭を思い出しましたね。学園祭は運営側も出展側も経験しましたが、いろいろ大変だったけど楽しかったと、10年以上前のことを応対しながらふと思い起こしました。
あと、他のサークルをのぞいてみて思ったのですが、やっぱりしきりに声をかけてるところは、僕もつい買ってしまうこともありますし、印象もいいですね。単に金銭上の応対の場ではなく、売る人と買う人のコミュニケーションの場なんだと実感しました。僕の知り合いも手に取った方に本の説明してましたし、一般参加者がいない時もずっと声を出してて、やっぱ慣れてる人は違うと思いましたね。
知らないことばかりでしたが、すごくいい経験させて頂きました。友人に感謝です。