中国山地の静かな山間に突如現れた真っピンクのド派手な駅。智頭急行の恋山形駅に行って来ました。
うわあ…山々の新緑にピンクの駅舎がまた何とも。
日本に4つある「恋」の付く駅を、恋のスポットとして活性化を図る「恋駅プロジェクト」という企画がありまして。駅それぞれでイベントを実施してるんですが、その中でも智頭急行・恋山形駅は駅舎を全面ピンクにリニューアル。マツコ・デラックスの「月曜から夜ふかし」にも取り上げられたり、駅自体がちょっとした話題になってるようで。「鉄道むすめスタンプラリー」もあるし、一度行ってみるかと、はるばる東京から行って来ました。
駅もピンクならば駅名標もハート型。しかしまあ…「恋」というか「濃い」というか。
まわりが閑静な山奥だけに、さながら田舎の県道に現れたラブホテル。それに、駅全面に塗られたピンク色も桜色のような淡い感じではなく、ショッキングピンクに近い派手さ。林家ペー・パー子夫妻が来たら保護色で目立たないんじゃないかってぐらいのドピンクでした。
さらにこの駅には、恋人たちのために恋愛成就スポットもありまして。それがこのホーム出入り口付近に飾られてるハート型の絵馬。この絵馬を買って願掛けし、ツーショットで写真を撮れとのこと。はーそうですかそうですか。
で。こうして一人で面白がって写真撮るぶんには別に良かったんですけど、僕が待ってる時間帯にですね、本当に来たんですよ。カップルが。イチャつくのも願掛けするのも構わないんですが、この駅、写真を見るとわかるように、中国山地の奥深いところにあり、列車の本数もないし人も全然いないんですね。そんな山間の無人駅に残された、幸せ絶頂のカップル2人と独り身男性37歳。
…これは気まずい。
他に人がいるんだったらまだいいんですが、他に人がいないだけにこっちが気まずくて、カップルが仲良く願掛けしたり写真撮ったりしてる間、一人で遠くの山眺めてましたよ。鳥の鳴き声聞いてましたよ。将来設計本気で考えましたよ。それはそれとしても、次の電車が来るまでの時間を長く感じたのは事実ですね。
智頭駅でスタンプ押す力もいつもより強かった気がします。智頭急行の鉄道むすめ・宮本えりおの二等身バージョンのポスター見れたのは良かったんですけど。
僕も鉄道は好きですし、各地のラッピングトレインや面白い駅を取り上げてますが、恋山形に関してはこのブログをご覧の9割5分の方にはおススメしないです。やっぱり独り身が興味本位で行って、実際にカップル見ると精神的に辛いですよ。というわけで、今日はブログのオチもさくら剛風に、
恋山形なんて二度と行くかボケ!! …でもまた行きたいかも。