日曜の夜、チャンネルを回してたら「ラブライブ!」の再放送がやってたんですよ。
放送は4話で、小泉花陽がメインの回だったんですね。本心ではアイドルに憧れながらも、引っ込み思案な性格で一歩を踏み出せないでいる花陽。でも、幼馴染みの凛やライブで知り合った真姫に助けられながら、思い切ってμ'sのメンバーになることを志願するという、ちょっとした感動シーンもありまして。それを何となく見てたんですが。
…何このサザエさん見終わった後よりもユウウツな気分は。
ヒロインの友人で、普段は引っ込み思案でおとなしい子が、思い切って勇気を出し、自分のなりかった目標に一歩踏み出す。アニメやドラマでも定番のシーンですよね。僕も積極的に前に出るタイプではなかったし、自分の思いを出さないところがあるので、おとなしい子の気持ちって何かわかるんですよ。なのでそんな子が頑張るシーンを見ると、すごく感動してしまうんですけど。
でも、それと同時に、今の自分はどうなんだという思いに駆られ、地味に凹むんですよね。
今の僕はと言えば、健康のために何をしてるわけでもなく、自分磨きのために勉強してるわけでもなく、クビにはならないよう仕事は一応こなすという、真面目系クズに両足どっぷり浸かったような生活。僕もあれぐらい何かを乗り越えるべく努力すべきはずなのに、何もしない自分が情けなく思うんですよ。
それが明日から仕事という現実と相まって、何とも言えない憂鬱な感じが。ひしひしと。
そもそも思い返してみれば、この頃アニメを素直に見れなくなったように感じるんですね。「花咲くいろは」の映画を見た時に書きましたが、若気の至りというか、若さゆえの行動力というか。そういうエネルギーを見せられるのが、最近少し辛いんですよ。お気軽で何も考えずに見れるアニメも好きで見てますが、現状から逃げてる自分を認めたくない気持ちの表れなんじゃないかと、ふと思う時もあります。
ちなみに6話は「センターは誰だ?」というタイトルで、これといったスキルのない穂乃果がなぜリーダーなのか?という内容だそうで。これもまたダメダメ社会人にとっては重い話じゃないですか。もちろんアニメ自体はすごく明るいんですよ。でも、この歳にもなると仕事の責任も重くなり、リーダー的な立場もやらざるを得なくなるわけで。スキルも交渉力も明るさもないのに、Komaがなぜリーダーなのかと部下に言われたら、立ち直れませんよ僕。再来週の放送は、酒なしでは見れないかも知れません。
やっぱり日曜の夜は、アニメ見るには適してませんね。