寄寿姫(よりじゅひめ)をご存知でしょうか。
村を荒らして底なし沼に変えてしまった大蛇に対し、観音経を投げつけて鎮めたという娘だそうで。この伝説が岩手県にある沼宮内(ぬまくない)の由来になったんだとか。まあ…世の中には凄い姫がいるものですね。そんな寄寿姫が可愛いイラストになったお菓子があると聞き、これは自称・ご当地萌えキャラハンターの僕としては、放っておくわけにいきません。
というわけで。
買って来ましたー! 沼宮内伝説・寄寿姫のチーズクレープ!
場所は東北新幹線・いわて沼宮内駅近くの道の駅石神の丘。道の駅のお土産屋さんに行くと、寄寿姫のポスターまで貼ってまして。なかなかの人気ぶりがうかがえます。ちなみに寄寿姫、写真では上から撮影したので足が切れてますが、箱の側面まで見ると、ちゃんと全身姿になってるんですよ。
商品の中には、プロフィールを書いたこんなカードも。
カードによると寄寿姫、その御年16歳。趣味は扇子集め。好きなものは甘いお菓子。身長154cm、体重教えてあげないんだからねっ!…と最後は勝手な妄想ですが、わりと細かく載ってるんですね。性格も礼儀正しくおしとやかだけど芯は強いという、その様子がイラストにも表れてます。
よく見ると姫様、絶対領域全開。しかも何気に裸足。
その中身ですが、クレープと言えば、クレープの皮でクリームやフルーツを包む印象があるじゃないですか。でもこのクレープはまるでケーキの1ホール。外の皮がいちご。中の表面にチーズ、中心にブルーベリークリーム、下にスポンジという4重構造になってるんですね。僕もさっそく食べてみました。
もぐもぐ…あ。これ美味しい!
最初はブルーベリーが口に広がるんですが、後からチーズといちごの味が徐々に増してくるんですね。甘さも甘すぎず薄すぎず、いい塩梅ですし、味も悪くないじゃないですか。
沼宮内(うまくない)なのに「美味い」とは、これいかに?!
ちなみに寄寿姫のこのクレープ、実は2年ほど前から発売されたようで。検索するとPixivのページなども出てきたり、人気も悪くなさそうです。やっぱり「姫」というのが、日本人にとってはいいじゃないですか。
これで日本にまた一人、新たな姫キャラが誕生しましたね!