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「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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人の心が読めるって、そういうことよ。アニメ「琴浦さん」

目に焼き付けておきなさい。人の心が読めるって、そういうことよ。というわけで、アニメ「琴浦さん」


ヒロインの春香は、人の心が読めてしまう能力の持ち主。それ故に辛い経験を繰り返し、心を閉ざしていたある日。同じクラスの真鍋君の純粋な気持ちとエロ妄想に次第に心を開いていく…というお話。実は今まで撮りっぱなしにしてたのですが、ネットを見てると評判がかなりいいようで、これは見てみねばと、僕も重い腰あげて数話見てみたんですよ。結果。

やだ…何これ、むっちゃ面白いやん!!


僕、宮部みゆきの小説が大好きなんですね。宮部みゆきの「龍は眠る」も、人の心が読める少年が登場し、能力をもっているがゆえの葛藤や絶望、苦痛を描いていて、すごく悲しいのに、それゆえに物語に引き込まれてしまうんですが。

まさかそんなストーリーを、漫画タッチのアニメで見せられるとは


特に一話は衝撃的でしたね。春香の母親が春香を突き飛ばして「アンタなんか、産むんじゃなかった…」と、吐き捨てて去っていくシーンなんて背筋ぞくっとしましたよ。井上喜久子はお姉ちゃんだけじゃないことを見せつけられましたね。でもこのアニメが凄いところは、それでいて暗いアニメかというとそうでもなく、一話が半分終わったところで、

♪メロメロメロメロ☆ふにゃ〜 

と、急に中島愛の歌声でめっちゃ可愛らしいOP流れてくるんですよ。ここまでの鬱展開なんだったの? まるで大魔神佐々木のフォークボールのような落差じゃないですか。話の中では、真鍋君は春香に心を読まれることなど何処吹く風。エロ妄想で春香を戸惑わせてるし、それに対して顔を真っ赤にする春香の姿がまた可愛い。それに春香の声、金元寿子ですよ。これが可愛くないわけないじゃないですか! もうっ!(部屋の壁ドンドン叩きながら)


と、そんな普通のラブコメになりかけたところで、真鍋君に片想いの森谷さんが弟子に真鍋君を襲撃させたりと、急に重い展開になったりして、毎回ギャグなのか鬱展開なのかわからないんですよね。でも、それがめちゃめちゃ面白いです。真鍋君は良い人そうですが、あとの3人は正直何考えてるかわからないし、この先がハッピーエンドなのかそうでないのか、展開が全く読めません。

ヒロインは人の心が読めるのに、見てる僕らは話の展開が読めないなんて!



PS. 余談ですが、宮部みゆきの「龍は眠る」もすごく面白いです。コメディの要素はないですが、人にはない能力をもつがゆえの苦痛や悲しみが描かれてますので、よかったらお供にぜひ。