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「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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これぞ京アニ再生工場?! アニメ「甘城ブリリアントパーク」

というわけで、都道府県魅力度最下位の茨城県観光協会も必見のアニメ「甘城ブリリアントパーク」


実を言うとこのアニメ、最初から期待して見たわけではないんですよ。あーはいはい、みんな大好き京アニのアニメですもんね。これでまた舞台にファン集まるんですよね。でも一話ぐらいは見てやるか、てな感じで見る前は斜に構えてたんですよ。で、とりあえず一話と二話見たんですけど。

これ…アニメというより、ドラマとして充分面白いじゃないですか!


制作が京都アニメーションですし、設定はすっとんでるし、キャラも主題歌も悪くない。アニメとしても確かに良いんですが、それよりもストーリーと主人公にすごく引き込まれましたね。人はまばら、キャストはやる気ゼロ、アトラクションはボロボロ。そんな閉鎖寸前のテーマパークを、人の心が読める主人公がどう再建し、3か月で25万人動員させるのか。僕も旅先で廃れたシャッター街を見てフクザツな心境になることもあり、テーマパークの再建は興味あるところですが、その見せ方が面白いですね。


特に二話が良かったです。主人公が支配人としてキャストたちの前で大見得切るシーンは見ていて引き込まれましたし、何かを夜通し調べていた主人公が、翌日突然テーマパークを臨時休業にしてしまう二話のラストも、ここからキャストたちのやる気をどう動かすのかという点で期待もてます。各話の最後で、これまでの入場者数と目標までの人数、残りの日数を示すという演出も面白いし、それに何と言っても「お客が来ない!」「時間がない!」「テコ入れが効かない!」という各話のタイトルが秀逸じゃないですか。

まるで織田裕二主演のドラマ「お金がない!」を彷彿とさせる感じで*1


テーマパークの再建という内容もそうですが、アニメを見るというよりは、どことなく夜9時ぐらいのドラマを見る感覚でしたね。支配人に抜擢された主人公が、部下の気持ちをいかに掴み、倒産を迫る敵をいかにやり過ごし、経営不振にあえぐ組織をいかに再建させるのか。キャラの可愛さや恋愛要素は別にいいから、そういうビジネス的な面白さに注目したいですね。地方活性、組織再生のヒントが甘ブリにあるかも知れませんよ!



最後に。このテーマパーク自体はもちろん架空のものですが、アニメ化にあたり取材に協力した遊園地がありまして。それが「西武園ゆうえんち」と「東京サマーランド」なんですが、

これを機に甘ブリとコラボしたアトラクションとか考えてない…よね?

*1:このドラマの各話のタイトルも「仕事もない!」「プライドもない!」「運もない!」という感じで続きます