いつものようにTwitterしてると、こんなつぶやきがRTされてまして。
僕も思わずお気に入り&RTしてしまいました。
声優志望の人達の「歌ってみた」とか、何かそういうのあるじゃん? ああいうのも勿論いいことだけど、せっかく話し方に気を使う仕事を目指してるんだからさ、声優志望が本読み上げてそれ録音して無料公開する視覚障害者の為のネット図書館があってもいいよねぇ 日本に声優志望いっぱいいるんだから
— t-lavさん (@t_lav95) 10月 30, 2012
このつぶやきを見た途端、すごくはっとさせられたんですね。
そして同時に思わされたんです。
なんて自分は、狭い世界しか見えていなかったんだろうと。
このブログを見てる人の中で、声優を知らない人はいないと思うんですよ。
でも、そのイメージはと言うと、
アイドルのように曲出して、可愛らしいアニメのキャラを演じて、ファンにキャーキャー言われる。
そんなイメージを持つ人が多いのではないかと思います。僕も実際そうでした。
だからこそ、上のつぶやきのような発想の斬新さがすごく衝撃的で、目から鱗だったんですね。
声のプロにできることって、もっと身近にあってもいいはずなんです。
でも、格好いい歌うたったりとか、可愛いキャラ演じたりとか、
そういう華やかなイメージばかりに憧れてしまうから、
養成所や専門学校に行ってダンスや演技の修行を積み、名前が売れることで夢を現実にしていく。
そういう道でしか叶えられないもので、そういう存在であるべきなんだと、視野をどんどん狭くしてしまう。
確かにそれもひとつではあるんですけど、声のプロ、もしくはプロを目指す人がごまんといるんですから、
そういう華やかな道を外れたところで、活躍する場を見つけた人がいてもいいと思ったんです。
しかも、視覚障害を持つ人のために役立てるなんて、面白い発想じゃないですか。
それも声のプロ、プロを本気で目指す人だからこそできることだと思いますよ。
誰もが憧れるような華やかさを目指し、
それに向かって努力するのが当然になってしまって、
見えなくなってしまった、もっと身近で、もっと本質的なこと。
このつぶやきの中に、そんな大事なことが隠れてるように思います。