今日は林原めぐみさんの誕生日です。
僕と同世代の声優ファンにとっては、少なからず影響を受けた声優の一人だと思いますが、
その林原さんも今年でなんと御年43。
思えばエヴェンゲリオンやスレイヤーズが大ヒットしたのは、僕が高校卒業〜浪人時代の時。
そこから一躍、時の人になりましたからね。
それが今からも15年近く前となると、演じてる人も、それくらいの年齢にはなってることでしょう。
今は僕も、水樹奈々を始め、田村ゆかりだ堀江由衣だと、いろんな声優のライブにも行き、
伊藤かな恵が可愛いだの、豊崎愛生がいいだの、この歳になっても若い声優に興味津々で、
学生時代よりもずっと多くのアニソンや声優ソングも聞き、
そのファンも、当時では考えられないくらいの市民権を得たような感じもします。
それでも、一番好きな声優はと言われると、今でも実は林原さんなんですよね。
林原さんより歌が上手い声優も、トークが魅力的な声優も、
ルックスが可愛い声優ももちろんいっぱいいて、
他の声優にコロコロとうつつを抜かしてるにも関わらず、
最後に戻ってくるのは、やっぱり林原さんの声だったり曲なんですよね。
なぜかと言われても、上手くは言えないんですけど、
歌声や一言一言の「重さ」が違う。
からじゃないかなあ…なんて思います。
と言っても、別に重いことばっかり言ってるわけではないんですけど、
何と言うか…口先だけでいいことを軽く言わない分、本音が見えるというか。
ずしっと心の奥底にまで響くというか。そんな感じなんですよ。
それに、林原さん自身が豪快なところがあって、負けん気も人一倍強いので、
ファンもそういう強いところに魅かれる人が多いと思うんですね。
だから林原さんのファンって、すごく純粋で、素朴で、おとなしい子が多いんです。
僕も、どこにいても「おとなしい」で通用するくらいの性格なので、
その芯の強さに魅かれた部分は、やっぱりありますね。
そんな強いイメージのある林原さんが、岡崎律子さんの曲を歌いあげるんですから、
心が揺さぶられないはずありません。
僕が林原さんを意識し始めたのは、スレイヤーズの主題歌を歌ってた頃なんですが、
その頃聞いたアルバムの中に一曲だけ、
リナの声を当ててる人とは思えないくらい後ろ向きな曲があるんですよ。
それが「bertemu」に収録されてる、岡崎律子さん作詞作曲の「〜Life〜」という曲。
この曲を聞いた時は、「えっ…?」と衝撃が走りましたね。
「超」がつくほどの前向き思考で負けん気も強く、
少々の壁なんてびくともしないと思ってた人が、こんなに繊細な曲を歌えるのかと。
以来、あっという間にファンになり、CDも買うようになりました。
もし岡崎律子さんの曲を歌うことがなかったら、僕もそこまで好きになってないし、
「ただのちょっと勝気な声優」ぐらいのイメージしか持たなかったと思います。
単に生まれつき強いんじゃない。本当の弱さを知っているからこそ強いんだ。
岡崎さんの曲を歌う林原さんの歌声には、そんなメッセージがこめられているような気がします。
最後に。そんな林原さんですが、長谷川智樹さんのブログによると、
なんと岡崎律子さんの最後の未発表曲を歌われたそうです。
そう言えば、昨年の公録後のミニライブでは、久しぶりにアルバムを出したい、とも言ってました。
その曲が、今後どういう形で発表になるのか。すごく気になります。
まあ…こんなフラフラした浮気野郎ではありますが、今日は誕生日ということで。
林原姉貴、おめでとう! これからも着いていくっスよ!