群馬県みどり市。と聞いても県外の人は場所をなかなかイメージできないと思いますが、そのみどり市が何と観光大使として、声優の小倉唯を起用するそうで。「アキバ系のアイドル」という表現はさておき、観光大使に同市出身、しかもトップクラスの人気を誇る声優が起用されるというのは珍しいですよね。観光資源といっても桐生競艇場ぐらいしか思いつかない街に、
まさかこんなすごい資源が眠っていたとは。
過去には実際にみどり市でトークショーがあったらしく、その様子を見た議員や市長のコメントが議会の議事録として公開されてまして。その様子に感銘を受けた市長と議員のやり取りが見てて面白いですね。案として、市の各駅に車両が停車する際のインフォメーションの声に起用するとか。トロッコ列車の臨時便として「小倉唯号」を走らせるとか…。
しかも、市長自らファンの方と会話されたらしく。イベントに来たファンに関する文章があったので、引用させてもらいますと。
実はこの20代、30代の若者の人たちがとても礼儀がよくて、静かにじっとして入るのです。これ聞きましたら、全くさっきの話で、僕らが何かすると小倉唯さんに迷惑がかかるからと言うのです。このファン層ってすごく特異なファン層で、この小倉唯さんという彼女のためにはお金を使いたい、あるいはこの人たちに迷惑かけたくないという心理が働いて、それで全国から飛んでくるという、ある意味みどり市の先ほどの交流人口とかと考えたときに、すごい層をやっぱりつかんでおくと、ある意味では、別な意味の情報発信というのがすごいことがあるのではないかなというふうに期待をしていますので、ぜひ今のお話で、いろいろとプロの声優さんでありますし、難しい面もありますが、ぜひその辺は柔軟にといいますか、積極的にトライをしていただきたいと思っております。
イベントのマナーがいろいろ指摘される中、ちょっといい話じゃないですか。ぜひその「すごい層」をつかんでおくためにも、ぜひ積極的に起用してほしいと思います。
参考) 平成28年 みどり市議会 第2回 定例会会議録 (p.57あたりから見るといいかも)