震災から1年ということで、連日のように特別番組が繰り返されてますね。
僕は多くを見たわけではありませんが、
それでも思い出したくないことも、知らなきゃよかったと思うこともあり、
これがこの国の現状なのかと思うと、ぞっとすることもあります。
震災に対する思いも人それぞれで、
被災してもすごく前向きに日々を過ごしてる人もいれば、再建の目処も立たずに悩み続ける人もいます。
また、被災地以外の人でも、実際にボランティアや募金活動をしてる人もいれば、
何かを攻撃することで満足を得てるように見える人もいます。
僕らが今すべきことは、無知な人の揚げ足を取って叩くことじゃない。
無能なお偉いさんへの怒りを煽ることでもない。
目の前の事実を受け入れ、被害に遭われた方が少しでも心穏やかに暮らせるために
僕らができることをやっていくこと。
募金ができる人は募金すればいいし、黙祷できる人は黙祷すればいい。
いつも通りの生活ができる人は、いつも通りの生活をすればいい。
もし今日、楽しいことがあったのなら、思い切り喜んだらいいんです。
もし今日、嬉しいことがあったのなら、心おきなくお祝いしたらいいんです。
それよりも大切なのは、かつてない震災が起き、未曽有の大事故があり、
それにより多くの人の命が奪われ、
多くの人が被害を今も受け続けているという事実から目をそらさないこと。
それさえ忘れなければ、募金や黙祷をしないからといって、
この日を楽しんでるからといって、不謹慎だとは僕は全く思いません。
むしろそれを攻撃の対象としか受け取れないその気持ちこそ、もっとも不謹慎なものでしょう。
被害が大きかった方も小さかった方も、皆にとって一日でも早く、
普通に喜び、普通に悩み、普通に笑える「普通の日」が訪れるように。
そのために募金や献血、実際に行って報告するという形で僕が協力できるなら、協力したいと思います。