注目の秋アニメの最後尾から突如現れたダークホース。その名も「gdgd妖精s」(ぐだぐだふぇありーず)。
このアニメ。深夜3時に放送中の15分の3Dアニメなんですが、タイトルからわかるように、とにかくグダグダ。ストーリーなし。クライマックスなし。ヤマなしオチなしイミなし。そんなナイナイづくしのアニメなんですが、あまりのフリーダムさにハマる人が続出。超大穴アニメとしてひそかに注目されてるそうなんですよ。そんな噂を聞きつけ、これは一度見てみるかと、僕も何話か見たんですが。
………。
もうね。噂は嘘じゃなかったね。本当にノリだけで作ったんじゃないかってレベルの自由さですよコレ。一応はキャラとして三人の妖精さんがいるんですが、その三人が繰り広げるのは、らきすたレベルのゆるゆるトークに台本破壊レベルのイミフなアフレコ。特に3話では、明坂聡美がポロッと、
「朝10でこのテンションは自分でもちょっと変…」
と、演技とは思えない発言飛び出ましたからね。演技か素なのか、台本あるのかアドリブなのかわからない感じで声優三人が変なテンションで盛り上がる様子は、声優ファンなら必見ですよ。
特に僕が面白いと思ったのは、ラストの次回予告。アニメのパロディをやったかと思えば「ていう話ではありませんが」といきなり全否定し、画面に映る文字は、
次回「未定」。
次回予告なのに堂々と「未定」というアニメは、アニメ史上初めてではないでしょうか。
でもアニメを見てると、冗談ではなく本当に未定なんじゃないかとすら思えてしまうんですよね。説明不能、脳ミソ不要、議論不毛。あまりの奇想天外さに、ワケわからないんだけど、つい全話見てしまう。そんな不思議ちゃんアニメ「gdgd妖精s」。この面白さは僕がどうこう言うより、皆さんが脳髄で直接感じてほしいですね。できれば動画サイトより、テレビで見ることをおススメします。
PCよりテレビの大画面で見たほうが衝撃的ですから。
PS. ニコニコチャンネルで2週間無料配信してるので、TOKYO-MXが見れない方はぜひどうぞ。