あかりちゃんマジ天使！！
というわけで、深夜33時の神アニメ「ジュエルペットてぃんくる☆」。最終回はジュエルスターになった後のエピローグ的な話でした。ジュエルスターになると叶えられる3つの願いが、なかなか決められないんですね。何にしようかいろいろ思いつくうちに、
祐馬君との結婚を妄想して顔を赤らめるあかりちゃんがもう…たまりまへんな！
でも、楽しいことばかりではありません。ルビーとも今日でお別れしなくてはいけないんですね。その事実にショックのあかりちゃん。「ルビーと別れるくらいなら、中学生にならなくてもいい！」と、まさかの不登校発言もありましたが、力強く前を向こうとする皆のことを思い出し、強く生きていくことを決意します。
そして物語のラスト。エンディングテーマが流れ、あかりちゃんが3つの願いを口にします。いつかまたきっとルビーに会えますように。そして魔法学校の皆がいつまでも笑顔で、素晴らしい友達でいられますように。そして最後の願いは、このアニメのフレーズでもある、
世界中のみんなみ〜んな、ステキな魔法使いになれ〜！ てぃんくるてぃんくるジュエルフラーシュ！！
……。
…ぱちぱちぱちぱち！！（テレビの前でスタンディングオベーション）
いやあ…時が経つのを忘れるぐらい感動しました。最終回にあわせてOPやED、アイキャッチの変更はもちろん、スタッフロールにも、これまで関わった声優陣全員の名前を掲載。さらにヒロイン3人が歌うエンディングテーマも、シーンに合わせて涙声になったり楽しい声になったりという芸の細かさ。アニメの最終回は数あれど、スタッフとキャストの愛をここまで感じさせる最終回、そうないですよ。
最近の魔法少女って、バトルやギャグの要素が強いじゃないですか。そんな中、魔法を通じた少女の成長を丁寧に描き、本当の魔法の魅力を見せてくれましたね。激しいアクションや衝撃的な展開はなくても、一人の少女が仲間と一緒に成長する。魔法少女アニメの良さってそこじゃない？ バトルや萌えに魅かれて忘れかけていた、大切なことを気づかせてくれた気がします。とはいえ、成長してるのは内面だけでなく、
あかりちゃんの胸もちゃんと成長してるし！
こういうところに手を抜かないところが、僕が神アニメと評する所以ですよ。うん。
