4月から続いたアニメ「咲 -saki-」が今週で最終回でした。
実を言うと、始まった時には期待してなかったんですよ。美少女だらけの麻雀で制作がストウィのアレ? どうせ際どいシーンで乳首隠すために赤ウーピン飛んできたりするんでしょ?なんて思ってましたが、見続けるにつれ面白くなり、結局欠かさずに見てましたね。確かにスカートと太もものカットが多かったり、雀卓に座る4人の脚のアップで始まる新OPなど、ストウィのノウハウは活きてるようでしたが、それでも面白いと思えたのは、キャラの人間関係をちゃんと描いていたからだと思います。
ヒロイン達の清澄高校を始め、県予選決勝の3校も、それぞれのチームで、それぞれ勝ちたい想いがあり、それを全25話の中で、キャラの成長や苦悩とともにしっかりと見せてくれた。その点は実に好印象でした。ヒロイン達にとっては悪役っぽかった天江衣も、実は幼くして両親を亡くし、深い傷を抱えてたり。単なる頭の弱いお嬢様と思ってた透華が、実はその衣に対し母親のように接してたり。自分のことを犠牲にしてまでチームのことを考えるキャプテンに、恩返しすべく後輩が奮闘したり。無名だった麻雀部を全国で戦える強豪にすべく、キャラの個性を活かした勝負を挑んだり。ヒロイン達はもちろん、サブキャラも決して疎かにしない点は、評価に値すると思いますね。もう…誰ですか! キミの股間に嶺上開花だなんて言ってたバカは?(4/8の日記)
問題の麻雀シーンも「んなアホな!」と思いながらも、迫力に押されて見てしまいましたね。僕は役を知ってる程度の知識しかないので、もっと詳しければ違った見方ができたかもしれませんが、それでも麻雀に興味を持ったことは事実ですし。「咲 -saki-」を見て麻雀を始めた人も多いんじゃないかと思います。
ちなみに全25話では県予選の団体戦と個人戦がメインでした。ともにヒロイン達が制して全国大会に進むのですが、全国大会の開始が最終話のラストシーンなんですね。アニメで映った謎の巫女さん軍団や、明らかにそれ制服じゃないやろと言いたくなるようなコスプレ集団がどんな麻雀をするのかも楽しみですが、やっぱり全国大会での咲や和の活躍や二人の友情、さらに咲の姉との因縁も気になります。ぜひその続編も早くアニメ化してほしいですね。
でも、ちょっとアニメ制作…もとい制作「協力」がすっかり焼き鳥状態ですので、同じ制作陣でアニメ化されるかは微妙ですが。(「焼き鳥」=「あがれない」という意味)