ドジっ娘の三つ編み図書委員。ちょっとツンデレの風紀委員。優しくも厳しい保健室の先生。そんなキャラに欠かすことのできないアイテム・眼鏡。そんな眼鏡のもつ魅力の虜だと言うあなたに、こんな漫画はどうでしょう。小野寺浩二「キミとボクとの∞(インフィニティ)」。
インフィニティとは、眼鏡を無限大の記号に例えた表現なのですが、とにかくメガネっ娘が大好きで大好きでしょうがない主人公と、そんな彼氏に惚れこんだ彼女が中心のギャグ漫画でして。しかもこの作者が熱烈なメガネっ娘好きらしく、どんなものかと読んでみたんですよ。
その結果。
何と言うか…もう、僕らとは住む世界が違いますね。
僕らの「好き」が草野球としたら、作者の「好き」はまさにメジャーリーガー級。メガネっ娘好きとかメガネっ娘フェチだとか、そんな次元など遥か昔に軽く突破し、もはや筆舌尽くせないレベルのメガネっ娘好きですこの人。眼鏡姿だけでなく、眼鏡が曇って照れる姿が可愛いと言うくらいなら僕にもわかるじゃないですか。でも、
互いの顔を近づけた時に眼鏡と眼鏡が触れるのがいい。
眼鏡を上げたときに手の甲にできる筋がたまらない。
両腕で眼鏡を持ち上げることで、自然にできる胸のふくらみが最高。
…こんなの、一般人が思いつくレベルを軽く超えてます。
ストーリーは重度のメガネっ娘好きの彼氏とその彼女。同じくメガネっ娘好きの先輩とその彼女でツッコミ役(唯一の裸眼)の4人が繰りなす物語なのですが、ストーリーなんてどうでもいいです。あるのは眼鏡に対する愛情と妄想のみ。単行本には、眼鏡の上げ方講座まで詳細に載ってるという気合の入れ様ですので、眼鏡好きを自称する人であれば、読んで損はない一冊ですね。それに、純粋にメガネっ娘好きであって、決してエロに走ってない点もいいです。
しかしまあ…僕も心底笑わせてもらいました。最初は電車で読み始めたのですが、読んで1分で車内では読めないと思いましたね。この作者には、ぜひ福井県警のお世話にならないレベルで(福井県、特に鯖江市は眼鏡の生産で有名)、眼鏡っ娘の魅力をアピールし続けてほしいと思います。これを読めば、眼鏡の魅力は充分伝わるかと思いますが、でも、ものが眼鏡だけに、可愛いメガネっ娘を街中で見かけても、
あまり度を失ったりしないように。
キミとボクとの∞ (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)
- 作者: 小野寺浩二
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2009/02/19
- メディア: コミック
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