今日の移動中に一冊の本を読みました。菅広文の「京大芸人」。
菅広文と言えば、インテリ芸能人のトップとしてその名を轟かせてる、宇治原史規の相方。
宇治原とは高校時代からの友人であった菅が、宇治原との出会い、
宇治原の勉強法、そして芸人デビューまでを綴った本。
本屋でパラパラ見てた時に面白いと思い、買って読みましたが、すごく面白かったです!
文体は大したことないし、分量もないので1時間でさくっと読めてしまうのですが、
それでも見どころは実にいろいろありました。
「高性能勉強ロボ」宇治原の並はずれた頭の良さ。
ええ格好しいで腹が弱い、宇治原の失敗談。
宇治原とともに芸人を目指した決意。
神童と呼ばれ試験に落ちたことのない宇治原の初めての挫折。
そしてその宇治原を引っ張り、自身も引っ張られた菅自身の成長、などなど。
ロザンは吉本1、2を争うほど仲の良いコンビだということを聞いたことがありますが、
その理由もこの本を見ればわかりました。
お互いが共に成長し、失敗し、芸人というひとつの道を目指す。
菅と宇治原は、お互い本当に良きパートナーですよね。読んでて微笑ましいくらい。
Amazonの感想を見ると、「何で菅が書いてるねん!」という意見もありましたが、
僕はこの本は宇治原ではなく、菅の視点で書かれてるからこそいいんだと思います。
宇治原が自分のことを書くのではなく、勉強ではとても敵わなかった菅からの視点、
あくまで凡人の視点から天才・宇治原を書いたから面白いんだと思います。
ただ正直言うと、分量不足でしたね。ぜひもっと読みたい。
天才・宇治原のずば抜けた頭脳。
府大のF判定を一年でA判定変えた、宇治原式の勉強アドバイス。
芸人としてデビューするまでの苦悩の日々。
そして芸人としてデビューしてから今まで。
本当にもっともっと読みたいと思ったので、ぜひ続編を出してほしいと思います。
テレビでクイズ番組を見て、何気に「やっぱり宇治原凄いわあ…」と思った人なら、
きっと楽しめると思いますよ。
- 作者: 菅広文
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/30
- メディア: 単行本
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