平野綾のファーストアルバム「RIOT GIRL」を聴いてます。
「riot」って「奔放」とか「大ヒット」という意味もありますけど、基本的には「暴動」ですよね。「RIOT GIRL」も辞書を引いてみると、
という意味なんだそうです。(ジーニアス英和大辞典より)
そんなタイトルをつけたアルバムだけあって、可愛らしさよりも力強さを押し出した、ロック色の強いアルバム。
本人もおそらく、こういう曲が好きでやってるんでしょうね。
バランスや方向性はちょっと定まってないけど、「勢いのままできました!」という感じがして、
ファーストアルバムとしては非常にいいと思います。
シングルも「unnamed world」以外はとりあえず収録されてますが、
全体を通して聴くと、やっぱり「冒険でしょでしょ?」だけがちょっと浮いてるんですよね。
他の人のレビューを見ると「冒険でしょでしょ?」もバージョン変えたらいいのに、という意見も見ましたが、
僕は逆ですね。あえてこのまま残したほうが面白いと思います。
というのも、ファーストアルバムなんだから、
あえてガールズポップみたいな曲をもう一曲くらいラスト近くに入れて、
もっとハチャメチャにしても悪くないと思うんですよ。
たとえば、12曲目くらいに「冒険でしょでしょ?」のC/W「風読みリボン」を
あえて収録してみても面白かったのでは?
ロック調の曲を続けておいて、ラスト近くで一番のアイドルポップで聞く人を「えっ?」と思わせる。
それくらいのほうがアルバムとしては面白いと思うんですけど、いかがなものでしょでしょ?
(平野綾本人は絶対嫌がると思いますが)
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- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2008/07/16
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