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「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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槇原敬之コンサートツアー2014『Listen To The Music The Live』@東京国際フォーラム

槇原敬之のコンサートに行って来ました。

 

カバーアルバムのきっかけはラジオ?

今回のコンサートは、過去にリリースした「Listen To The Music」という3枚のカバーアルバムが中心。MCでは、カバーアルバムを歌うきっかけについて話されていました。そのきっかけとは、お花見の時にラジオから流れたある曲。でも曲名が全くわからなくて、ラジオ局の方に調べてもらったそうで。その曲こそが最初のカバーアルバムの1曲目に収録された「蒼い月の夜」という曲なんですね。

カバーアルバムをきっかけに、曲を歌われたLOUさんからお手紙をもらったという槇原さん。そういうふうに、曲をきっかけとして人と人とがつながり、歌が想いを伝えてくれるのって本当にいいな、と語る姿が印象的でした。他には尾崎豊さんのトリビュートアルバムの企画の話なども。「Forget me not」を聞いた瞬間に感動に打ち震えてしまい、二つ返事で企画への参加を決めたそうです。

さらにラジオの魅力について。好きな曲もそうでなかった曲もいろんな曲が流れるのが好きだそうで、話はさらに「ジャケ買い」の話題へ。ジャケットは良かったのに、家帰って聞くと「あれ?」って思うこともあるけど、聞いてると「あ。この曲だけはいいかも」と思うこともある。そういう探検が今はできなくなってるのかな、と寂しそうに語る一面もありました。


ラブソングシンガー・マキハラ復活!

40歳のある朝、不思議なことを口走ったという槇原さん。その一言とは「もう何も恥ずかしいことはないや」。というのも、歳を重ねたせいか、以前のようにラブソングを歌うのが恥ずかしい時期があったそうなんですよ。「でも今は、この年(45歳)でも恋愛の曲を歌えるようになりました!」との一言で流れてきたのは、92年に大ヒットした往年の失恋ソング。まさかこの曲をもう聴くことはないと思ってただけに、イントロきいただけで感動しましたね。

コンサートの楽曲はカバーアルバムの曲が中心なんですが、昔の自分の曲をカバーする気持ちで歌いたいということで、槇原敬之の名を有名にした往年の応援歌や、サビの部分で天使の羽に見立てた白いハンカチを振るあの曲なども披露。20年来のファンとしては本当感激でしたよ。それにしても、まさかあの曲を再び生で聞けるとは…。いやあ、行ってよかったです!


マキハラが笑い、メンバーが笑い、観客が笑い、笑顔が絶えないライブ

わりとMCもなく曲を淡々と歌っていくアーティストも多い中、槇原さんのコンサートはMCが多いんですよ。MCではファンとの掛け合いもあり、よくある「どこから来ました?」という問いかけに、何とスイスから来たという人も。槇原さんも槇原さんなら、ファンもファンで、外国から来た人を訪ねてるのに「くまもとー!」と頑張って叫ぶ方もいました。女性だけでなく男性も「マッキー!」と叫んでますし、本当にフリーダムなファンですよね。

さらに今回のライブ、バンドメンバーが「Listen To The Music」と書いたエプロン姿なんですが、これはカラオケの店員をイメージしたそうで、バンドメンバーだけでなく会場の警備誘導の方も全員エプロン姿。ちなみに槇原さん自身の衣装は、本人いわく「パジャマっぽい燕尾服」とのことでした。

しかも、ツアーのサブタイトルに「歌のお☆も☆て☆な☆し」あるように、バンドメンバー紹介も、東京でのオリンピック開催のパロディ風の紹介でした。今回バンドメンバーは総勢8人。そのメンバーの皆さんがどなたも本当楽しそうに演奏するんですよね。その姿を見てるだけでも楽しくなれます。



ラブソングもライフソングも、昔の曲も新しい曲も、いろんな曲をどれも一曲一曲を丁寧に歌う、槇原さんの姿が実に印象的なコンサートでした。次はどんな曲で僕らを感動させ、どんなライブで僕らを楽しませてくれるのか、今後も楽しみで仕方ありません。

マッキー、あんたやっぱええで!!


ツアー途中ですので、セットリストを見たい方は反転させてご覧ください。
意外な曲もカバーしてますので、槇原さんを知らない方が見ても「こんな曲もカバーしてたんだ!」と驚けますよ。

〜セットリスト(4/29 東京)〜
BOYS & GIRLS (大江千里) / MAGIC TOUCH (山下達郎) / Traveling (宇多田ヒカル)
愛を止めないで (小田和正) / RAIN (大江千里) / どんなときも。 / 蒼い月の夜 (LOU)
Forget me not (尾崎豊) / GET BACK IN LOVE (山下達郎) / 月の舟 (池田聡)
銀の龍の背に乗って (中島みゆき) / 僕が一番欲しかったもの / もう恋なんてしない
真夏の世の夢 (松任谷由実) / 流星のサドル (久保田利伸) / どうしようもない僕に天使が降りてきた
RIDE ON TIME (山下達郎) / キラキラ (小田和正) / Hello, my friend (松任谷由実)
〜アンコール
世界にひとつだけの花 (SMAP) / 君への愛の歌 / Life goes on