K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

「非暴力不服従」のススメ (高海千歌の「西浦みかん大使」の件によせて)

静岡のJAなんすんが「ラブライブ!サンシャイン!!」の高海千歌を「西浦みかん大使」に任命しましたが、イラストのスカートについて難癖付けられてるみたいですね。


そんなのいつものことですし、そんな批判に対して、瞬間湯沸かし器的に怒りの文句をぶつけたり、感情的に相手を罵ってもキリがないと思うんですが、相変わらず攻撃的なツイートは後を絶たないんですよね。そんな様子を見てると、何となくアメリカの「公民権運動」みたいだと思ってしまったんですよ(僕も全く詳しくはないですが)。公民権運動を支えた二人の指導者、非暴力的で融和的とされるキング牧師と、攻撃的で過激派とされるマルコムX。一連の萌えキャラ関連の騒動に、もしそんな対称的な二人の指導者が現れたら、どちらが支持を集めるでしょう。


今の時代、たぶん後者のほうが多くの支持を集めるんだろうと思います。


「非暴力不服従」的な対抗

でも、この件に限らず、キャラ関連のいざこざに関しては、僕は終始一貫して穏健派なんです。言わば「非暴力不服従」。そう言うと「弱腰」「無抵抗」なんて思われるかも知れませんが、僕だって可愛いキャラが槍玉にあげられるのは嫌ですし、腹も立ちますよ。でも、そんな批判に怒りに任せて攻撃で返すだけでは、事態は何ひとつ変わらないし、また同じことを繰り返すだけだと思うんです。


もし、この一件の騒動について、何か力になりたいと思ったら、僕らがすべきことは、怒りの声を上げることではなく、実際に沼津に足を運び、みかん買いまくって、楽しむ様子を宣伝すること。「宣伝」と言っても大したことは必要なく、いいと思ったことを素直に褒めるだけでいいんです。


「こんなに美味しいみかんがあったんだ! 沼津すげーよ!!」
「こんな魅力に気づかせたのも、千歌ちゃんのおかげです!」
「千歌ちゃんのおかげで沼津の街が好きになれました。みかんも最高ですー!」


みたいなツイートを繰り返すだけでもいいし、行けない人でも、そんなツイートを積極的に広め合えばいいんです。そうして楽しんでる様子や感謝の姿勢を見せることで、苦境に立たされた当事者に勇気を与え、実際に街を訪れ、消費することで、大使就任が単なる見せかけではなく、観光者数や売り上げといった「数値」で実際に効果があることを示す。そうすることで、街の中からも外からも多くの味方をつけ、感情的な揚げ足取りに対して、理論で立ち向かう。


そういう方法で対抗するのが、僕の思う理想、「非暴力不服従」的な対抗だと思います。



「負けるな」という言葉が当事者を追い込むかも

ネット見てると「フェミを相手にすることなど無駄」「相手が付けあがるだけだから徹底抗戦あるのみ」「営業妨害で訴訟起こして慰謝料ふんだくればいい」などと、暴力的な書き込みばかりが目立つんですよね。でも、喧嘩腰で挑むだけでは、自分の溜飲を下げるだけで、いい影響なんて生まないですし、なにより実際に困っている当事者を励ますことになりません。


それに、すごく気になるのが「批判に負けるな」みたいな意見。これもよく見るんですが、僕はこれも賛同できないんですよ。実情はわかりませんが、もし非難が殺到していて、当事者が精神的にも疲弊しているような状態で、外部が「負けないで」と言うのは、当事者を逆に追い込むことになると思うんです。続けられるように協議を重ねても、どうしても結果として折れなきゃいけないこともあります。その時に「負けるな」というのは逃げ道を奪うだけなく、反感を買わせることにも繋がりかねません。


戦う相手は間違えちゃダメです。結果的に譲歩したとしても、それまで頑張ってくれたのは当事者。当事者の方々には、最後まであたたかい言葉をかけてあげてほしいですね。


僕もご当地の可愛いキャラを追いかけてる身。どこの街であっても、こうしてアニメのキャラを街で積極的に起用してくれること自体嬉しいですし、アニメに詳しくなくても応援したくなるんですよ。でも、それを快く思わない人も一定数いることも知ってますし、自治体や組合は反対意見に弱い存在。批判が起きても、頭に血が上ることなく落ち着いて構え、楽しいコラボと巡礼を守っていけたらな、と切に願います。


考えが甘過ぎますかね。


結果的にエロく見える(見られる)こともある

最後に、このエントリを書くきっかけになったツイートを紹介しておきます。


描き手の意図に関わらず、結果的にエロく見える(見られる)ことがある。
だからと言って、描き手がエロくしようと思って描いているとは限らない。


これは描き手ならではの視点ですよね。描く側と見る側。互いに心の片隅に止めておいたほうがいいと思いました。それに、描き手からも、冷静な対応を促す意見が出てくることを僕も嬉しく思います。