「とんかつパフェ」「いちご飯チャーハン」など、異色メニューに挑み続ける僕のもとに、新たな情報が届きました。福井小浜にある異色のスイーツ、その名も「愛は勝つ丼」。
今までは奇抜とはいえ、名前で中身が想像できるものでしたが、今回は名前を聞いても内容が全くわかりません。往年の大ヒット曲にゆかりがあるのか。丼と言ってるが本当にスイーツなのか、名前以外はすべてがナゾの、まさに奇食界の「あやしいかげ」。ハイレベルなメニューの予感に、これは行ってみねばと僕も思い立ちまして。
JR小浜線の小浜駅から徒歩10分。やってきました「やまと庵」さんです!
元はとんかつ専門店なのですが、名物の焼き鯖を使ったオリジナルメニュー「鯖ンバ」、ニューカレドニアのエビを使った「天使のエビフライ」など、メニューが独特なネーミングのようで。これは期待できそうじゃないですか。僕も店に着くなり「愛は勝つ丼」を注文し、「♪心配ないからね〜」と口ずさみながら注文が来るのを待ちます。数分後、ついに「愛は勝つ丼」とご対面です!
……(言葉を失ってる)。
中央にたっぷりと乗ったソフトクリーム。その甘さを添える生クリームにコーンフレーク。そして、その甘さをあざ笑うようかのように不気味に存在するとんかつ。さらに、その奇抜さを引き立たせる2本のポッキーにレモン。な…何でしょう。頭では受け入れようとしてるのに、脳の処理が追いつけてない感じがします。強力すぎるインパクトに、思わず言葉を失ってしまいましたが、「♪どんなに困難でくじけそうでも信じることさ」と、歌でも言ってます。思い切って僕も食べてみました。
もぐもぐ………ん??
不味くはないんですよ。ただ、フレークでもないのに、何かにゅるっとして少し塩っぽい食感があるんですね。何だろうと思って掘り下げると、クリームの下にフライドポテトが入ってるんですよ。さすがにご飯ではないようですが、ポテトが下に隠れてるとは思いませんでした。でも、チョコのかかったポテトもありますし、それはそれで悪くない。その後もさくさく食べ進めてたんですが、しばらく経ち、
……減らない。
ご飯食べ終わった後のデザートだと思ったら大間違い。これだけで充分お腹ふくれるほど、かなりのボリュームがありますコレ。しかも、以前に松山で食べたとんかつパフェのように、パフェに合うようにカツのサイズや熱さを調整するとか、そんな手加減は一切なし。とんかつはとんかつとして主役級の存在感を誇ってるため、甘さとしょっぱさ、固さと柔らかさの応酬が半端ないです。それでもスプーンを進めること数分、ようやく完食しました。
ちなみにこの「愛は勝つ丼」。SNSでアップすると100円引きになるようで(僕は忘れてました)。しかしまあ…ハードな戦いになりましたね。味は美味しいのですが、脳が今までにあまり認識してないタイプの食感や味覚が続くので、体が慣れるまでには時間かかるかも知れません。それに、ボリュームもかなりあるので、食べる時はデザートではなく、一食として捉えたほうがいいと思います。
最後に。嶺南のご当地キャラ「嶺南ミカミちゃん」のアクキーが、この店でも購入できます。ツイッターを中心に地元の情報をPRしてますので、ぜひよろしくなのデス!