松山に旅行に行ってきましたー！
空港に着くなり「みかんジュースタワー」がお出迎え。さらに「蛇口からみかんジュース」もコップ一杯350円で体験できるということで、さっそく飲んできました。中身がみかんジュースなので、蛇口をひねっても水のように勢いよくは出ませんけど、それでも実際に蛇口からジュースが出てくるのは壮観。40越えたおっさんでもハシャいじゃいましたね。いやー楽しい楽しい！！
そんなマーベラスな松山ですが、実はどうしても今回食べたいものがあるんですよ。それは、松山でひそかに語り継がれているという、伝説の「とんかつパフェ」。
以前からいろんなところで紹介されてたので、かつて「めんたいパフェ」や「バナナパフェカレー」を食べた身としては、一度ぜひ食べてみねばと思っていたのですよ。そう思いながらも長い年月が経ってしまいましたが、今回ようやくその機会を見つけまして。念願の「とんかつパフェ」と相まみえることとなったわけです。
場所は松山の中心街、松山市駅から徒歩1分。坊っちゃん列車や伊予鉄の路面電車がコトコトと走る街に、まさか常識を打ち砕くパフェがあるとは夏目漱石も思わないでしょうね。そんなことを思いながら歩いてると、ありましたありました、とんかつ「清まる」さん。
何か不思議なクリーチャーも横にいるんですけど。
店に入り、メニューを見ることもなく即座に「とんかつパフェ」を注文。「20分ほどお時間かかりますがよろしいですか？」と店員さんが聞いてきます。もちろんOK。待たされるほど期待も高まるというもの。そして待つこと20分。ついに「とんかつパフェ」とご対面です！
おおっ！ 生クリームにさくらんぼ、キーウィ、リンゴの横には確かにとんかつが……！！
店員さんに初めてであることを伝えると、一枚のファイルを渡されます。どうやら「とんかつパフェ」の食べ方がちゃんとある様子。しかも店員さんがファイルを渡した時に一言。
「ちょっと難しいですが頑張ってくださいね」
な…何を頑張るんや……？！
おそるおそるファイルを見ると、パフェの食べ方が書いてあるんですね。どうやら手でとんかつを直接つかみ、リンゴを下に添え、とんかつの上に抹茶アイスと生クリームを付けて食べるのが正しい食べ方だそうで。パフェの横にある水は、指を洗うためのフィンガーボウルなんですよ。
人生初のフィンガーボウルをまさか「とんかつパフェ」で体験することになろうとは。
というわけで、少し見た目はよくないですが、アイスと生クリームをとんかつに乗せてリンゴと一緒に食べてみました。
もぐもぐ……あ！ これは悪くない。むしろイケるぞコレは！！
とんかつと言ってもコロモが多めで熱も冷ましてあるんですね。これが肉厚ばっちりの揚げたてのとんかつだったらキビシかったでしょうが、ちゃんとパフェに合うように考えられてるようで、ウエハースのような感じで意外とさくさくいけちゃいます。その後もどんどん食は進み、あっという間に完食しちゃいました。
ちなみにこの店、パフェ専門店ではなく、メインはとんかつなので、カツサンドやヒレカツ定食、カツカレーなどもありますが、話題になってるせいか、パフェを注文する人も多いみたいですね。最初は冗談半分に思っていても、意外と悪くない組み合わせに僕も驚きました。松山名物になることはないと思いますが、意外とハマることこの上なし。松山に行った時は、ぜひまた足を運びたいですね。
とんかつパフェ、略してTKP。絶対ウケると思うのですが、何かアニメで取り上げてくれないでしょうか…ね。
