K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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「たまゆら〜卒業写真〜 第三部 憧(あこがれ)」を見てきました、なので。

前回に続き学生証がほしいという理由で、公開2週目に行ってきました。「たまゆら〜卒業写真〜 第三部 憧(あこがれ)」

 
(パンフレットと学生証。僕も友人も麻音ちゃんでした)

今まではぽって、かおたんと一種類だったんですが、今回の学生証はまさかののりえちゃんと麻音たんがランダム。僕は麻音ちゃんだったんですが、別の場所で映画を見てきた友人も同じでした。でも両方欲しいと思う人は少なくないようで、何度も足を運んでは「ダブった…」と悔やしがる人もいたみたいです。公開5週目6週目と延々と特典を変えるよりマシと言えばそうですし、これも映画館に足を運んでもらうためのビジネスモデルかも知れませんが…うーん。

あ。経済学を学ぶ麻音たんには知ってほしくないビジネスモデルですね


(ネタバレがあるので一応隠しておきます。見たい方はカーソルを反転させて下さい)
後半はすごく良かったです。起承転結の「転」としての役目を見事に果たしていました。

過去2作は自分の進路を決断し清々しい終わり方でしたが、今回は「不安」や「別離」をはっきり意識させる終わり方でした。写真の仕事のために志保美さんの元で勉強したい。でも、それは皆との、竹原との別れを意味すること。その迷いをフイルムカメラの不調を通して表現したのは、まさに圧巻。お見事と言うしかないです。カメラを本格的に趣味にしてる友人曰く、露光不良やメカニカルな異常でカメラが使えない時の脱力感や、手元にカメラがない時の無力感の何気ない表現に、見ていてぞくっとしたそうです。僕はそこまではないですが、「憧憬の路」という一大イベントなのにカメラがない不安ややるせなさは身を切られる思いでした。ちょっと辛いこの経験をもって、ぽってを始め、4人がどのように旅立っていくのか。最終回に向けて期待は膨らむばかりです。

ただ前半はね…正直言うとイマイチでした。今回の主人公は麻音。4人の中でも何が飛び出すかわからない最も先が読めない子(でも僕は一番好きだったりします)だけに、すごく期待してたんですが、何か中途半端に終わった感じでしたね。最終的に選択肢が増えてしまい、進路が決まらないのはこの子らしくて良いんですが、そこまでのやり取りがイマイチ。実家の旅館に借金があると勘違いし「経済学を目指す!」と一大決心するのですが、盗み聞きした親の会話だけで借金があると思い込むのも少し無理があるし、旅館を継ぐことに縛らせたくないのなら、溺愛していた父親が先生の前で怒ってまで言う必要もなかったように思います。ここまでの3人のストーリーが完璧だけに、若干不満の残る話でしたね。

あと、旅館の危機と聞いて「まさか旅館を立て直すために麻音がアイドル目指すとか?!」なんて思ってしまった僕は、やっぱり病んでますかそうですか。