「ぱーっとぱーっと晴れやかに！！」でお馴染み、アニメ「ハナヤマタ」が最終回でした。
実は今季、1話から最終話まで見た唯一のアニメがこの「ハナヤマタ」でして。引っ込み思案だった子がひとつのことに夢中になり、仲間に出会い、ともに大きく成長していくという、出世街道を離れて夢も希望も失った独身会社員にはたまらないストーリーに、1話からすでに虜でしたが、その後もダレることなど一切なく、あっという間に最終回まで突っ走った感じでした。先ほど最終回を見たんですけど。
魅せるねー！ もう超魅せるねー！
花火ばーん！ 満月どーん！ 桜がぶわーっ！という1話の派手な演出からして、感動させにかかってるのはわかってるんですけど、それでもやっぱり心打たれてしまいましたね。よさこい部を引っ張ってきたハナが最終話直前でまさかの帰国。最終回は、よさこい祭りのステージに走って駆けつけ、5人でよさこいを完成させる。これでもかってぐらい取って付けた演出ですが、わかっててもいいものはいいですね。うん、おじさんも素直に感動したよ。
そもそも「ハナヤマタ」を知るまでは、よさこいにそれほど良いイメージなかった人も多いと思うんですね。なのに、あえて「よさこい」をテーマに据え、少女たちの淡い百合ゴコロやサービスシーンも交えながら、それぞれの成長と苦悩を描く。可愛さや曲も魅力的ですが、何よりひとつの物語として素晴らしいです。やっぱり登場人物がふんだんに出る話より、登場人物は少なくても、そのぶん一人一人の内面を丁寧に描く作品に僕は引かれますね。
それに、何と言っても「よさこい」のイメージアップに関して、これ以上の貢献はないんじゃないでしょうか。
だから、続編はぜひ「ハナヤマタ 南国土佐編」。次に「札幌編」「全国編」と続いてほしいですね。鎌倉の景色もいいけどさあ。そのイメージをぜひよさこいの本場・高知のイメージアップにつなげてほしいと思うわけですよ。
