K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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「萌えおこし」って言うけど、本当に街を興してるのかなあ?

地方で頑張ってる人の記事を、最近読みました。


僕は地方の暮らしをしたことがないので、街が衰退していく恐怖はわかりません。でも、旅行中に街の駅にぶらっと降りると、えもいわれぬ寂しさを感じることはあります。列車の乗り換えなどで時間がある時、よく駅のまわりをぶらぶらするんですが、シャッター街って本当にあるんですね。爺さん婆さんが一人歩いてる以外は人の姿もなく、営業してるかどうか怪しい店が大半。そんな駅前を散歩してると、部外者の僕でも、

この街…これでちゃんと街として成り立ってるんだろうか。

なんて思うんですよ。もちろん無人駅ではなく、都市名を冠した街の中心的な駅でもそんな感じなんです。そういうところは電車より車が中心なので、国道沿いには量販店が並んでると言えばそれまでですが、駅前に降りた瞬間に感じる虚無感に似た感じは、ひしひしと伝わってくるものがあります。



僕は電車が好きで、よく電車旅に出かけてますが、他にもアニメや可愛いイラストが好きなので、可愛いキャラや地元のアニメを使った活動もブログでよく取り上げてます。よく言う「萌えおこし」ですね。でも実際、それが街興しに繋がってるかというと、なかなかイエスとは言えないと思います。

酷い言い方ですが、可愛いキャラやアニメの舞台を全面に出した活動って「客寄せパンダ」な面があるんですよ。ファンが写真パシャパシャしたところで街灯一本新しくなるわけでもなく、イベントが成功したところで商店街が活性化するでもない。それでどこかの一企業が儲かっても、地元が潤い、元気にならなければ、それは街を興したことにならないんです。


でも、だからと言ってそういう活動に意味がないとは思いません。
たとえ「オタなめんな」と言われようが、そういう活動自体は僕は基本的に応援してます。


やっぱり人の注目を集めることでできることもありますし、その街のファンを作ることに関してはアニメやキャラは最適だと思うので、そういった活動自体はすごく大事なんですよ。でも、そこで一過性のイベントで終わるんじゃなく、自然と街を潤わせる仕掛けを次々と用意できる、プロデュース能力が地域の活性化には必要不可欠だと思うんですね。

それに、訪れるファンも、できるなら少しでもいいので地元にお金を使ってほしいんです。

たとえば僕は、小諸に行ったときにも写真を撮ったついでに、駅で地元のおばちゃんが売ってる手作りのパン買いましたし、売店に寄った時も地元産のジュースを買うようにしてます。いわば写真撮ったり、ブログで記事にさせてもらったお礼みたいなものです。ささやかでもそうして街にお金と敬意を払うことが、僕らにできることなんじゃないかと思うんです。



それに、街の魅力は観光だけじゃありません。福祉が行き届いていることも街の魅力ですし、人と人が知り合える場を作るのも、綺麗な景観を作ることだって立派な街の魅力です。そういったところが充実してるところは、派手に注目されなくても、自然と人が集まり、活性化するんじゃないかと思ってます。

微々たるものかも知れませんが、キャラやアニメもそういった面で、何か地方にプラスになればいいなと、
鉄道もアニメも大好きな僕としては切に思います。
同時に、僕にできることがもっとないだろうかと考えながら。


PS)
無職の父と、田舎の未来について。−headworkin’ player
こういう現実を見せられると、無力感に襲われますね。
かける言葉がうまく見つかりませんが、地方に仕事を回す人も世の中には不可欠だと思います。
多くの場所は栄枯盛衰していく −かみんぐあうとっ
地方だからできることをやる。すごく大切なことだと思います。あとはそれをいかに魅力として伝えられればですね。
Chikatsuさんのつぶやきより。
本当にその通り。萌えおこしは注目を集めるけど、その陰でしっかりやらないといけないこともあると思います。