もちろん楽しむための要素のひとつではあるけど、それが全てじゃないと思いますよ。
深い知識と考察で分析して作品を評価するより、単純に作品を楽しめる人のほうが幸せ。でも現実はそうも上手くいかないし、レビューサイトも大事だし…という内容なんですが、これは僕も同感ですね。僕はアニメ見るの好きなので、アニメの感想サイトも見るんですが、皆さんの知識は本当凄いですよね。声優は当然のこと、監督や脚本、製作会社までちゃんと把握していて、文章力もある。そういうサイトを見てしまうと、
うう…オタでもない僕がいっちょ前にアニメの感想とか書いてごめんなさいっ!
と、自分の知識の無さが嫌になるのですが、でも監督の手法や声優の演技を例に出し、深い考察でアニメを語るより、単純に「○○のキャラが可愛い!」「このシーンが面白かった!」と言われたほうが、それほど詳しくない人にも興味持ってもらえるんじゃないかと思うんですよ。それに何より、
書いてる自分にとって、そのほうが楽しいし。
僕は純粋にアニメが好きというより、アニメをネタにしてちゃちゃを入れるのが好きという変わり者なので、視点がズレてることもあると思うんです。見る人によっては変な感想と思われるかもしれないけど、それでも興味のなかった人が僕のネタを見て、少しでも面白そうと思ってくれたら嬉しいし、何より自分が楽しい。それに僕自身、知識があるわけでもないし、かといって一般人でもない。中途半端というか、オタク見習いというか、そんな人間なので、同じようにそれほど詳しくない人に見てほしいという想いもあるんですね。
もちろん知識と文才がある人は、何が面白いかを判断して、検討するという楽しみ方をすればいいし、そういうレビュアーも一定数は必要だと思うんです。でも全員がレビュアーを目指す必要はないし、知識がないからダメだと引っ込み思案になることもない。単純に「この作品面白い!」と言うことで、興味のなかった人を自分の世界に引き込む楽しさもある。それでいいんじゃないかと思うんですよ。
楽しみ方の正解はひとつ!じゃない!!、ですよね!