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「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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炎上した時に支えてくれるふたつのこと(美濃加茂市の「のうりん」ポスターの件によせて)

賛否両論、美濃加茂市「のうりん」美少女ポスター。炎上は避けられなかったのか −エキレビ!

何かさあ…不穏な時代になりましたね。


この件スルーしようかと思ってたのですが、いい記事を見つけたので紹介だけでもしておこうと。「のうりん」のバストを強調したキャラのポスターの件について、決して感情論になることなく、このキャラを使った背景や過去のコラボ活動、他の活動との比較にも触れており、興味ある方なら、この記事だけでも見て損はないと思います。確かにイラストに問題がなかったわけではないですが、碧志摩メグの時と違い、実は僕、今回はあまり気にしてませんでした。というのも、

FC岐阜とのイベントや献血センターのコラボをはじめ、2年近く取り組んできた実績があること。
市民からのクレームがあがったわけではないこと。

炎上した時に一番助けになるのは「実績」と「味方」。
この2つが揃っていれば、一時的に炎上したとしても、すぐに立ち直れます。



そもそも美濃加茂市は「のうりん」の舞台であり、作者にとっても思い入れのある場所。その作者とも密にコミュニケーションを取り、市と作品が協力関係を築いた上でコラボも成功させ、さらに市民にとって「別に悪いものではない」という雰囲気を作っていたことが、すごく大きいんじゃないかと思います。

「味方」と言っても、好きになってもらう必要はなくて、「悪くない」と思ってもらえれば、もうそれで充分なんですよ。普段からアニメに慣れ親しんでいない人にとって、自分の街に突然分からないアニメが来るのは怖いもの。それに対して、コラボイベントに合わせて地元の農産品や紹介をすることで、アニメも害のあるものではないと思ってもらえたのなら、自治体と市民の関係としては充分。自治体と作品、市民の間にそんな関係ができてるのであれば、外部からの批判があっても、さっと訂正してすぐに再出発できますよ。なので今回の件も、反省すべきところは反省し、萎縮することなく、次に繋げてほしいと思いますね。



今後も同じような炎上はしばらく続くんじゃないかと思っています。僕は可愛いキャラやアニメの街おこしをすごく注目してる人間なので、つい肩入れしたくなるんですが、どちらが悪いという単純な問題でもないんですよね。上の記事でも、今回の件に関して、こんな言葉で結んでいます。

ひとつだけ言えるのは、批判派も擁護派も、自分の気持ちの表明と対象への要求を切り離して考えなければいけないということだ。「私はこれを不快に思う/思わない、だからなくなるべき/なくならないべきだ」はどちらの立場でも正しくない。表明だけにとどめておく理性を、心のどこかに残しておきたい。

その通りですね。自治体と可愛いキャラやアニメがいい関係を続けていくためにも、このことは僕らも常に心に留めておくべきかと思います。