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「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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ボーカロイドがボーカリストを凌駕する時代

初音ミクの楽曲収録のオムニバス盤、5日連続デイリー1位!ボーカロイド関連初の週間1位獲得に王手 −The Natsu Style

初音ミクらの楽曲を収録したアルバム「EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis feat. 初音ミク」が、何と5日連続デイリー1位だそうで。ウィークリーで1位になる可能性も高くなったそうです。現在の2位が徳永英明ですから、まさにボーカロイドvsボーカリスト。生身の歌手とプログラムの真剣勝負ですよ。


でも売り上げ自体は喜べる数字ではないんです。リンク先によると、初音ミクも売り上げは計2万枚。2.5万枚に届かなければ、ワースト記録更新なんですね。最近はCDが売れなくなったと言われますが、僕はアニソンが売れてるとは感じないんですよ。数字だけを見ても、売り上げはアニソンだって落ちてます。ただ、落ち幅を食い止める工夫をしたから、この時代でも落ちにくかったんです。それが、今のアニソン全盛のランキングに表れてるんじゃないかと思いますね。

CDが売れなくなった原因が、あの団体のせいだけとは思いませんけど、原因の一つではあったのかも知れません。著作権を執拗に守ることも、確かに利益にはなるでしょう。でも、それはあくまでも目先だけの利益。ある程度ユーザーの自由にさせ、誰かが上手く利用したことで注目され、それが反響を呼び、最後には大きな利益となる。まさに「損して得取れ」を地で行ったのが、今のアニソンやボーカロイドだと思います。

それにボーカロイドの存在は、それ自体が人を引きつける要素もありました。音楽が好きな人はボーカロイドを見てイラストを好きになるし、その逆だってしかり。今までなら合うことがなかった二つのファンを上手く融合させたという面でも、その存在は大きいと思います。


何はともあれ、ボーカロイドがボーカリストを凌駕する時代。今週のランキングは、そんな時代を象徴してるのかも知れませんね…。


追記) 初音ミク「ボーカロイドアルバム」が徳永を押さえ、初首位 −ORICON STYLE
2.3万枚でウィークリー首位みたいです。またひとつ、実在アーティストを越える記録が生まれましたね。