ついに国が認めたとは！ さすがは世界のミクさんやで！
秋の褒章で、初音ミクの生みの親であるクリプトン・フューチャー・メディアの代表取締役に藍綬褒章が贈られるそうで。何かもう…名実ともにトップアイドルって感じですよね。受賞自体も当然喜ばしいことですけど、僕がこの受賞を凄いと感じたのは「紫綬褒章」ではなく「藍綬褒章」という点なんですね。
というのも、藍綬褒章はWikiPediaによると「公衆の利益を興し成績著明なる者又は公同の事務に勤勉し労効顕著なる者」に贈られる褒章なんですよ。つまり「ボーカロイド」として技術そのものより、作曲活動や映像の支援、ファンを取り巻く活動といった初音ミクに関わる活動を「公の利益」として大きく評価した。それが一番凄いと思ったんですよ。社長が記事の中で回答しているように、
「光栄だけど、僕らだけの力じゃない。インターネットで活躍する数え切れないほど多くのクリエーターとの総体で、初音ミクという『イベント』がつくられているんです」
そう。初音ミクの魅力は、この一言に尽きると思います。
単に音声技術としてだけではなく、作曲のできる人が曲で支援し、イラストの上手い人がイラストで支援し、発言力のある人がネットでそれらを広め、さらにそれらを映像化させたり、企業がタイアップしたりして、多くのクリエーターを巻き込んでいく。そういった一連の活動そのものが何より初音ミクの魅力だと思うし、それを「藍綬褒章」という形で認めた。そういった点でこのニュースって、すごく画期的だと思ったんですよ。
関わられた皆さんにおめでとうと素直に言いたいですね。うん。
