キミの股間に嶺上開花（りんしゃんかいほう）！ というわけで見ました、アニメ「咲 -saki-」。
友達に連れられて高校の麻雀部にやってきたヒロイン・咲。部員と半荘打ってみるものの、目立った強さも感じられないが、実は彼女、毎局プラスマイナスゼロで和了るという、奇跡的な麻雀を打ってのけるほどの腕の持ち主だと気づく。全国中学麻雀大会で優勝した経歴をもつ和（のどか）や個性的な部員とともに麻雀の頂点を目指すという、ちょっと珍しいストーリー。僕は麻雀は詳しくないのですが、内容が面白そうだと思い見てみました。ちなみにそのヒロイン・咲の声は、声優界きっての女性雀鬼こと植田佳奈。演技よりも実技でヒロインに抜擢されたのではという気もします。
キャラを見てみると、そんな咲以外にも、幼少から天才とうたわれた腕の持ち主・和に小清水亜美。麻雀部のムードメーカーに釘宮理恵。麻雀部・部長の伊藤静やその友人・白石涼子、そしてナイスバディな美少女に弱い男の子に福山潤と、まさに役満クラスの声優陣。「だじぇ」と言いあがらはしゃぐ釘宮理恵もさることながら、白石涼子が話す広島弁も一つの見どころですね。
そんな声優陣だけでなく、アニメも面白かったです。麻雀というと、どうしても男くさいイメージがあるのですが、可愛らしさを残しながらも、場の駆け引きや緊張感もしっかり伝わってくるので、悪くはないですね。麻雀をよく知ってるかどうかで好みが分かれるとは思いますが、僕はそれなりに楽しめました。
ちなみにアニメ制作はゴンゾなのですが、その割にはおとなしかったですね。アニメ化を聞いた時には、雀卓に風が吹き荒れてスカートめくれるだの、股間に白牌が飛んでくるだのと、さんざん言いましたが、実際に見るとあにはからんや。際どいショットこそありましたが、あざとさが目立つわけでもなく、至って普通でした。公式サイトのイントロにも「ストライク・ウィッチーズ」で培ったノウハウを最大限に活かしたとあるのに、意外な感じです。
というわけで一話見ましたが、今後は咲と和がどういう戦いを見せるのかが気になります。咲も今後は本気で勝ちに来るのかも知れませんが、自分が一位になるより常にプラマイゼロを目指すという発想はなかなか面白いじゃないですか。その天才的な腕を見込んで咲にはぜひ、
ゴンゾの収支もせめてプラマイゼロにしてやってほしいところです。
