何を言っても許される福山潤。声同様に可愛かった悠木碧。三流芸人扱いの大久保藍子と、ネタに事欠かないアニメ「アキカン！」。そんな「アキカン！」も今週で最終回でした。
第10話になっても3人のアキカン達の日常をゆるゆると描いてて、この先どうするのかと思いましたが、最後の2話で急展開。本当に何の伏線もなくいきなり最強のアキカンが現れ、ぶど子とエール、そしてメロンもそのアキカンに倒されてしまいます。その最強のアキカンを名乗るのは、ミックスジュースの空き缶。「ウエストゾーン」と言うので嫌な予感はしましたが、案の定、みっくちゅじゅーちゅを意識したのか中途半端な関西弁。というか、聞いてすぐに思ったんですけど。
この声の人、関西人じゃないよね。
関西人ならわかると思いますが、関西人じゃない人に変に関西弁話されるのってイライラするんですよ。耳のそばで黒板を爪できいーってされてる感じがして、聞いてられないんですね。いったい誰の声かと思ったら、何とランカ・リーでお馴染みの中島愛。この人は嫌いじゃないのに、わざわざ関西弁の役をやらせなくても…と思うと残念ですね。普通に久川綾（岸和田出身）でよかったんちゃうの。
しかもミックスジュースということで「ミク」という名前をつけられるのですが、それにあやかって、エンディングは普段歌っているのみこに加え、feat.初音ミク。番組のラストではOVAが出ることを宣伝し、お風呂のシーンを主張するなど、どこまでも軽いですこのアニメ。「とらドラ！」のような人間ドラマもいいですが、やっぱりアニメは、頭すっからかんで見るに限りますね。
というわけで、何だかんだで全話見てしまいました「アキカン！」。途中でちょっと感動的なシーンがあったりもしましたが、それよりも福山潤のエロさ加減が印象的なアニメでした。それにしても、話の根本にあったはずの「アキカンエレクト」は一体どうなったんでしょう。空き缶の素材を統一するという話は、もうどうでもよくなったんでしょうか。
ラストもアキカンだけに、捨てっぱなしってわけですか。
