目指すは脱NEET! 買ってきました、「ボク達のハローワーク」!
いや。後ろの「ドアラのひみつ」は全く関係ないんですが、「かくさしゃかいにまけないよ」という一言がこの本にピッタリじゃないですか。この本の目標も脱ニートですからね。格差社会に負けずに頑張ってほしいじゃないですか。ちなみにドアラは老後が不安なんだそうで、年金がもらえるかどうか心配の様子でした。
それはさておきこの本。ボク達のハローワークということで、声優やゲームプログラマ、ネットレーダー、内閣総理大臣、巫女、女王様など、なれるかどうかはともかく様々な職業を紹介してるんですが、ストーリーはなく、章立てで淡々と紹介されてます。ニートが怪しげなジョブカフェでさまざまな職の女の子と出会って…というストーリーを期待してたのに、ちょっと残念でした。
その紹介内容ですが、イラストとステータス、その職に就くための説明で見開き2ページ。ステータスは体力、知力、将来性(!)、収入、労働時間、資質、人気度、モテ度(?)の8つで10段階評価。もちろんイラストは全員女の子。本書曰く、イラストが女の子なのは男女雇用機会均等法の関係なんだそうです。
で、僕も読んでみたんですが、意外と面白いです。自分が就くかどうかはともかく、オタクに身近な職業のことって知りたいじゃないですか。その真偽は何とも言えませんが、情報はいろいろ載っているので、興味深く読めました。ただ、本書の最後に紹介されてる職業が。
体力ゼロ。素質ゼロ。収入ゼロ。甲斐性ゼロ。将来性ゼロ。多少のアビリティがあれば起業するのも手とありますが、それは単に自宅警備員が自称クリエイターに変わるだけではないでしょうか。そもそも、このネタがやりたくてこの本を書いたんじゃないか、という気もします。
結論。転職には役立ちませんが、内容はそこそこ面白いです。
ちなみに僕はSEなんですが、職業が地味なせいか、この本では紹介されてませんでしたね。でもいいですよ、システムエンジニア。何と言ってもオタクは多いし、PCには強くなるし。それに、家帰ってテレビつけたら深夜アニメやってますからね。そりゃあ深夜アニメも見るようになりますよ。
要するに帰りが遅いってことですね。はい。