温泉むすめのおかげで数々の温泉を回った僕が、一番印象に残ってる温泉をあげるとすれば、真っ先に出てくるのが大分の湯平温泉なんですよ。湯平は4年前の豪雨で大きな被害を受け、今も各地に被害の跡が残っています。そんな湯平温泉に、ひとつ嬉しいニュースが届きました。
豪雨で経営者一家を亡くし廃業となった「つるや隠宅」を、地元の温泉観光協会が買い取って改装。「石畳の駅つるや」として3月1日からリニューアルオープンしたそうです。「つるや」の名前を残したのも、豪雨の記憶を絶対に忘れてはいけないという強い意思が込められているんですね。
なお1階は、地元の特産品や日用品を並べた物販スペースになるそうで。あまりお店がない場所だけに旅行者にとっても便利になりますね。温泉むすめ「湯平燈華」のパネルも、観光案内所の移転に合わせてこちらに設置されるようですし、「つるや」と言えば何といっても「電脳女将・千鶴」さん。「石畳の駅つるや」の今後にも期待は高まります。
赤い提灯の明かりが灯る湯平の石畳の景色は、今も僕の中で忘れることができない景色のひとつ。優しく灯る明りと風情豊かな石畳の街へ、早く僕も「ただいま」と言いに行きたいですね。
この先も末永く皆に愛され、皆を暖かく迎えてくれる素敵な温泉でありますように。僕も祈っています。
