和歌山の日本酒「高垣」偶然人気ゲームキャラと同名・同郷→ファン殺到で老舗酒屋大ブレーク、何が受けるかわからない −産経WEST
和歌山の日本酒「高垣」が、今大人気なんだそうで。僕は詳しくないのですが、デレマス*1に高垣楓というキャラがいて、しかも和歌山出身の日本酒好きなんだそうですね。名前の縁で売れるというパターンは過去にもあるものの、名前だけでなくキャラの個性にもマッチしてるのは珍しいですよね。もちろん酒屋も狙ったわけではなく、有田川町の酒造メーカー「高垣酒造」のブランドということで名づけたんだそうです。
お互いが全く意図してなくても、偶然に偶然が重なって、思いもよらない幸運がおとずれる。まさに現代の「セレンディピティ」ですよ。
それに、フィギュアを買ってみたり、デレマスの音楽ゲームを始めてみたりと、このブームをきっかけに店側もデレマスに興味をもってるのが面白いですよね。でも、それでいて欲があるかと言うとそうでもなく。「なんでか知らんけどよう売れるなあ」という店主の言葉に、純朴さがすごく表れているなあと思いましたね。
聖地ならぬ「清酒巡礼」なんて記事では言ってますが、これは聖地巡礼でも一緒なんですよね。欲は出さないけど、興味は絶やさない。野心からではなく、来る人と一緒になって素直に楽しみたいからやる。人を集めるのは欲ではなく興味。それは「聖地」も「清酒」も同じです。
ちなみに同店には「喜楽里(きらり)」*2という甘口の日本酒もあるそうで。これも偶然とはいえ、何かを持ってますよねこの酒屋は。
*1:正式名称は「アイドルマスターシンデレラガールズ」