K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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京町セイカが精華町にもたらしたもの。

「京町セイカが精華町にもたらしたものとは」精華町役場 西川和裕氏。GTMF 2016 Meet-Ups −AUTOMATON

アプリやゲームの開発・運営に関するイベント「Game Tools & Middleware Forum(GTMF)」。内容もゲーム業界やアプリ制作の話題が多い中、セッションのMeets-Ups京都府精華町の広報キャラ・京町セイカの生みの親が登壇されたようで。そのインタビュー記事が掲載されていました。京町セイカはこのブログでも何度も取り上げてますが、代表の方のインタビューを見る機会はなかったので、僕も興味深く読ませて頂きました。



読んでまず感じたのは、「京町セイカと地方創生」とサブタイトルが仰々しいわりには、キャラを全面に出して町を活性化させるんだ!という印象をそれほど受けなかったことなんですね。確かに町の公式サイトを見ても大きく取り上げるでもなく、あまり出過ぎず、それでいて伝えることはしっかり伝える。その塩梅が見事なんですよね。それに、企画の主体は自治体だけど、応援してくれる皆さんと一緒に支えていくという姿勢もいい結果に現れてるのかなと思います。

現に、3Dモデルなどのデータは行政の限界なぐらいまでオープンにしているそうですし。



話は昨年のクラウドファンディングにも触れてまして。自治体の広報キャラにボイスロイドと衣装を作るという前代未聞の試みでしたが、結果的には400万円以上の支援を100人以上から集めるという大成功をおさめました。その「ふるさと納税」について、僕が印象的に感じたのが、この部分なんですね。

もともと返礼品で競うということ自体が変な考え方だなって思いが精華町にはあったんです。まず最初に「何をしたいか」があって、そのためにはこれだけ必要なんです、という寄付募集をしたいと思っていました。

ふるさと納税が単なる返礼品目当てになって、その意義が薄れてるというのは、僕も感じていました。もちろん成功にはキャラや声優さんの魅力が一番大きかったのでしょうが、明確にひとつの目的とビジョンを持って呼びかけたことも、特に強い反対意見が出ることなく、賛同者の支持を集めた要因だと思います。



インタビューによると、ようやく最近、町長の名刺にも京町セイカのイラストが入るまでになったそうで。さらには第二回「SEIKAサブカルフェスタ」の予算も目途が立ったとか。キャラのおかげで新しいコネクションができたりすることも多いそうで。次はどんなキャラとコラボし、どんな展開をしてくれるのか。ファンの一人として今後も興味は尽きません。

やっぱり個人的には、京町セイカのイラスト入った町長の名刺、ちょっと見てみたいなあ…。