このブログでも何度か取り上げました志摩市公認のキャラ・碧志摩メグ。そのキャラを巡って公認の撤回を求める署名活動が行われてるそうで。最近は街のキャラに可愛い女の子キャラが採用されることも珍しくないし、萌えキャラを起用することに反対も実際はあるんだと思います。ただ、こうして反対運動が大きくなり、記事として取り上げられるのは珍しいとは思います。
碧志摩メグは僕も応援してただけあって、こういう形で記事を目にするのは、やっぱりショックですね。思い入れがあるキャラだけに、本音を言えば、
街のキャラにそこまで反対しなくてもいいじゃん！ 可愛らしいキャラって見ただけで癒されません？
と、すごく言いたくなります。僕は碧志摩メグの姿が海女さんを馬鹿にしてるとは思いませんし、まして性的な感情など一秒として抱いたことはないです。しかも僕、碧志摩メグのイングレスのミッションをやるために賢島まで足を運び、観光案内所でポスターもらって来ましたからね。可愛いキャラが大好きで、キャラをネタに日本じゅうを旅してるバカに免じて許してほしいなあ、と正直思います。
でも、今後この碧志摩メグがどういう形で活動するのか、僕に口出しする権利はありません。それは市と代表者が話しあって決めればいいこと。公認として今後も続けるのなら続ければいいし、公認という肩書きを外して続けるのか、もしくは活動を中止するのか、それは僕にはわかりません。ただ、どのような結果になったとしても、実際にここまで活動を続けてきた皆さんには、
「お疲れ様。いろいろ言われたかもしれないけど、僕は碧志摩メグちゃん、大好きでしたよ！」
と、労いの言葉をかけてあげたいと思っています。
この記事を見て痛切に感じたのは、「公認」という言葉の重さと、萌えキャラの「異質性」なんですね。最近はアニメやゲームの舞台として街が盛り上がり、キャラを半ば公認のように起用して成功してる自治体もあります。でも、一歩引いて考えてみると、街の中に突然現れる可愛らしいキャラは、馴染みのない人にとっては「異質」な存在。その異質さを街の人に理解させ、世界観を一緒に楽しんでもらう。それは並大抵の努力ではないと思います。その街に出かけ、アニメの雰囲気を肌で感じることで、アニメの魅力を再確認する舞台探訪。舞台となった自治体側も支援してるところもありますけど、
僕たちは、アニメの風景を楽しませてもらっている。可愛らしいキャラを街の人に受け入れてもらっている。
活動する人も訪れる人も、それは心に留めておいたほうがいいかもしれません。
また、今回の件とは少し毛色は違いますが、こんな記事も最近ありました。
今年のねぶた祭りと言えば、「ラブライブ！」と並んで「スターウォーズ」のねぶたが登場したことでも話題でした。そのスターウォーズのねぶたについて、地元が難色を示し、展示のみにとどまったという記事でして。実際には「ラブライブ！」は、ねぶたの先導役で「プロモーション枠」。なので伝統や形式などはさほど話題にならず、地域枠だったスターウォーズに反対が集まったみたいですが、「伝統に合わない」「広告塔じゃない」なんて意見や、地域枠や前座枠云々なんて内容を目にすると、組織に認められること、つまり「公認」という言葉のシガラミの強さや重さを感じずにはいられません。
僕たちはこうしてニュースになったものだけを見てますが、企画には上がったものの、立ち消えになった企画なんて山ほどあると思うんですよ。「ラブライブ！」のねぶただって、庁内のベンチャー制度で生まれた企画。それがこうして僕たちの目に見える形になるまでは、わからず屋の部長を説得し、頭の固い代表者を説き伏せ、文句言いの地元の人をなだめ…。胃に何度も穴があくほどの苦労もあったかも知れません。それを思うと、ファンの賛成反対はあるにせよ、アニメやキャラを使ったコラボや企画は、基本的には僕はすごく賛成なんですね。
アニメや可愛いキャラは、まだまだ歴史の浅い存在。伝統や因習という言葉に負けて、そっぽを向かれることもあるでしょう。無責任な発言かもしれませんが、それでも少しずつ変えていってほしいんです。「ラブライブ！」のねぶたが運行できたことも、いわば「それは僕たちの奇跡」。地元で汗を流して活動する人にとって、僕が何もできないことは承知ですが、それでも僕は可愛いキャラが好きなんです！ 可愛いキャラで盛り上がる街を見るのがすごく面白いんです！ それをブログに書くのが何より大好きなんです！！
公認も非公認も、可愛いキャラで街を応援しようという皆さんを、Komaは見守ってるからね！！
参考） G7伊勢志摩サミットの萌えキャラクター碧志摩メグの評判と炎上理由 −星々の煌めき
この一件についてわかりやすく説明されてると思います。
