東京都の『不健全図書』に指定された「妹ぱらだいす!2」を読んでみた − みんなの党 東京都議会議員 おときた駿 公式サイト
こんなブログを普段から見てらっしゃる不健全な皆さんには言わなくてもご存知かと思いますけど、東京都の青少年育成条例新基準の施行後、「不健全図書」第一号となったアレ。実際に本の元となったゲームをプレイした友人も「実にエロエロでしたw」と評したアレ。そんなアレの都の判断についてレクチャーを受けた議員のブログが上の記事なんですが、記事を読んでると思いましたね。
不健全図書の指定も、ちゃんと熟考を重ねたうえでの判断なんだなあ、と。
もちろん当たり前のことなんですけど、どうしてもこの手の規制は、感情に依存する面が強いんじゃないかと思ってしまうじゃないですか。メガネを指でつまみながらPTAの役員のような議員さんが、
「んまあ何て汚らわしいんざましょ! うちのスネちゃまには見せられないざます! 規制するざます!」
「そうだそうだー、規制してしまえー!」
みたいなノリで決まってるんじゃないかと勘繰ってしまうじゃないですか。でも、そんなことは決してなく、都議会議員や有識者の間で、リアリティや局部の描写度合い、はたまた擬音や体液がどれくらい出てるかなど、多角的な検討がなされた上での判断なんですよ。
「この『ああっ…だめえっ!』という表現は青少年に影響を与えるのではないか」
「いやいや、これぐらいの精液の描写なら問題ないでしょう」
という熱い議論が都庁の会議室の一室で日々行われてたのかも知れません。しかも調査に使用した「不健全図書」にはすさまじい量の付箋がびっしりと本につけられ、しっかりと読み込まれている跡が見えたというから、議員の皆さんもちゃんと読み込んでるんですよ。
アレを。
議員さんが付箋を入れながら一文一文しっかり読み込んでることを想像するとちょっと笑えますが、笑ってばかりもいられません。都も「不健全図書」の選定をしっかりと実施し、その運用を僕らも注意しておく必要はあるのかも知れないと思いましたよ。うん。