見ると鬱になるなんて言われてますけど、今見ても全然そんなことなかったです。どちらかと言うと「TARI TARI」や「中二病でも恋がしたい！」のほうが見終わった後鬱になりましたが、逆に「耳をすませば」ぐらいストレートにやられると嫉妬や絶望って起きないですね。
実はこの映画、映画館まで見に行ったことがあるんですよ。当時の僕は浪人生で、ひたすら勉強に追われる日々。そんな時に一日だけ講義を休んで見に行ったのがこの映画でして。映画を見終わった後、言葉にならないぐらい感動したのを覚えています。物語自体も進学や将来の夢がテーマですし、この映画をそんな時期に見れたのは幸せだったと思います。
ヒロインの雫も、受験の時期なのに将来が見えない中、主人公の聖司に出会い、やりたいことを見つけ、物語を完成させるわけじゃないですか。時には親とぶつかりながらも、ひたむきに努力する姿を見せられると、やっぱり胸打たれますね。「カントリーロード」も当時よく聞きましたし、僕も勉強頑張ろうと思いましたもん。
まさかその9年後に、雫の声の人がプリティでキュアキュアになって朝8時半から再び僕らを感動させるとは、当時夢にも思ってませんでした。ぶっちゃけありえない！（今の自分が）
