何だか最近、個人サイト論が再燃してますね。
個人ブログの端くれとしては気になる話題なので、僕もいろいろと読ませてもらいました。皆さん個人ブログに対して熱い想いをお持ちのようで、読んでて面白かったです。そもそもなぜ今こんなにサイト論が盛り上がってるかと言うと、発端はこのエントリじゃないかと。
アニメブログは敷居が高い?
僕もアニメは好きなので、アニメの感想サイトや考察サイトも見てますが、減ってるとは感じませんね。そもそも数が全てでもないし、SNSやtwitterが障壁になってるとも思いません。隠れてていいよさんと同意見で、単に目立ってないだけだと思ってます。なぜ目立たない、もしくは目立たないと感じるのかと言うと、その一番の原因は、
ブログに求める質が高くなり過ぎたからではないかと思います。
そもそもアニメの考察サイトって、本当に凄い知識と観察眼を持ってる人ばかりなんですよ。考察も単純に一アニメの内容にとどまらず、
このシーンのこのカットは、監督が以前担当したこのアニメでもよく見られる手法で…。
このシーンは、ヒロインのこんな気持ちを暗示し、それがこのアニメの第何話ではこういう感じで、これは制作陣が…。
という感じなんですね。いや…まあ、内容はわからなくもないですが、そこまで徹底的にアニメを知り尽くさないと楽しめないんでしょうか…と、自分がにわかファンに思えて申し訳なくなってくるんですよ。深い考察もいいけど、もっと単純に「このアニメすっげー面白い!」「このアニメ、バカすぎ!」という心の叫びだって、同じくらい見ていて楽しいですけどね。
それに取り上げる側も、何年もアニメを見尽くして、監督や作画、制作陣も全て把握したような人が書く考察ばかりを取り上げるから、上質のブログだけが目立って、そこまで詳しくない人は書いても目立たない、あるいは書くまでに至らないのではないかと思います。それよりもTwitterでつぶやいてるほうが気楽でいい。そう感じてる人も多いんじゃないかと思います。
ツッコみには愛がある!
僕はアニメ見てても、監督や作画、制作陣はあまり意識しませんし、意識しないからにわかだとも思いません。知識なんて後からそれなりに着いてきますし、それよりも楽しむ気持ちのほうがずっと大事です。むしろ知識量を晒すよりも、好きだという気持ちをもっとブログで見せてほしいですね。
もっと言うなら、アニメの感想サイトって皆マジメ過ぎ。
たまにはもうちょっとバカなことも言ってみませんか?ぐらいに思ってます。
僕もたまにアニメの感想めいたことも書きますが、深い考察を言いたいのではなく、ツッコみを入れたくてブログ書いてるんですよ。アニメに詳しくない初心者にも知ってほしいので、ストーリーもそれなりに紹介した上で、面白いツッコみを入れたり、軽くボケてみたり。独りよがりと言われても、やっぱりそれが好きだからブログが続いてるんですね。
ちなみに僕がよく見ている感想サイトは「ささやんにっき」です。あまり有名ではないかも知れませんが、制作陣やスタッフ、キャストも紹介しながら、キャプチャ付きで一話一話紹介し、ツッコみもちゃんと入れてる。初心者への配慮もあるし、短文なのでさらっと読める。それに何よりサイトを見てるだけで僕もアニメを見てみようかと思う気になれる。見た人に興味をもたせる。それこそがブログの醍醐味だと僕は思ってます。
あなたがブログで伝えたいことは何ですか?
アニメの感想や考察についていろいろ書きましたが、別にそれに限ったことではありません。僕は昔から「ろじっくぱらだいす」「一流ホームページ」を見て、あの面白さを僕もマネしたいと思って今まで続けてきました。なので、ニュースの紹介もアニメの感想も旅行記も、ベースにあるのはツッコみだったりボケだったり。常に笑いを意識する気持ちは忘れないようにしてます。
だって、知識で皆さんに勝負しても勝てないのわかってますし。
ジャンルが何であっても、伝えたい想いはブログを見てても伝わってきますし、それが感じられるブログはアクセス云々にかかわらず、いいブログだと思いますね。想いを伝える手段はTwitterでもいいけど、その想いの連続がやがてネット上での自分の個性となるはずなので、その個性を明らかにする場としては、やっぱり個人ブログのほうが向いてると思ってます。
大手も弱小も関係ない。知識や文章力に捕われなくていい。伝えたい想いがあるなら、いつか誰かに伝わります。
その想いこそ、個人ブログの愛じゃないかと思います。
…とはいえ、サイト管理人も人間。お互いにモチベーションを出させるためにも、反応をもっともっと互いに回していかないとね!
参考) アニメ考察記事が減ってきているのではなく、目立っていないだけだと思う、とかそんな話 −隠れてていいよ
個人サイトに花束を −空読みすくらっぷ
ブログを書くという不自然と、それでも書く理由 −ちらしの裏的な何か
個人サイトからSNSへ流れて、私が違和感を感じていること −すくぅうみうぎ