行って来ました、「林原めぐみのTokyo Boogie Night」900回記念公開録音!
舞台は東京厚生年金会館。会場も2000人収容ということで、過去の公録よりも人が多いような気がします。それに今回の公録のテーマは何と「萌え」だそうで。萌えですか?! 姉貴(御年42)もがんばりますね…なんて思いながら会場に行くと、何と公開録音用に限定CDが売ってたんですよ。
900回記念公録限定CD。その名も「萌えふぁいやー」。
オビにも「え、ちょっと…」「全力で止めたのですが…」と、ディレクターやプロモーターのオドオドしいコメント続々。収録曲を見ると、林原さんの曲の中でも、可愛らしめの曲が4曲収録されていて、最後の曲は何と新曲。歌詞カードも可愛らしめの写真がいっぱい。その中で一枚、「なんか…文句ある?!」と言い放つ林原さん。姉貴(御年略)、あの…文句ございません。
そうこうしてるうちに公開録音スタート。いつものように早口言葉と普通のお便りの後は、お祝いメッセージ。いつもの森川&檜山をはじめ、堀江由衣、日高のり子、山寺宏一など。お祝いなのか宣伝なのかわからないメッセージはいつも通り。そして休憩10分を挟み、いよいよ衝撃のライブが幕を開けます。
オープニング〜「プリズム・アイ」「FAI・FAI・TU!」「Only One」「Touch and Go!」
林原さんがエヴァやスレイヤーズで大ブレイクする前の曲ですよ全部。会場限定のCD収録の4曲なんですが、単に気を衒ったわけではないんですよ。なんでも曲をシャッフルして聴いてると、ふと昔の曲が流れてきて、当時のことを思い出したそうなんですね。本人曰く「こういう曲ってベストにはもれちゃうけど、アルバムとして聴いてる分、聴いてた当時のことを強く思いだす」とのこと。聴いた曲でこの公録のことを思い出してほしいということで、こういう限定CDを作ったんだとか。
「ぷらMYぷらす」(会場限定CD・新曲)
「萌えふぁいやー」収録の新曲。いかにもPPPHができそうなBメロや、「ハイハイ!」という合いの手など、萌えを意識して作ったのがよくわかります。実際すごく可愛らしい曲なんですが、「ぷらMYぷらす」というタイトルに林原さんの強気な面が表れてますよね。プラスにするまで終われるか、と。ちなみに最初に歌詞をつけた時は「守るから! だから行って来い!」という感じの、かなり強気な曲になってしまったそうです。
VTR〜「夢 Hurry Up」(万能文化猫娘)「夢を抱きしめて」(ミンキーモモ)「星を飛び越えて」(BLUE SEED)「乙女の祈り」(スレイヤーズ)
「徹底検証!林原めぐみに萌えはあるのか?」と黒地に白の文字で画面に大きく一言。そして昔のアニメ作品とともに流れる可愛らしめの曲の数々。オールドファンは感激だったでしょうね。最後はスレイヤーズの「乙女の祈り」ですが、可愛らしい姿がいつのまにかドラグスレイブを唱えるリナの姿に。その後画面が切り替わって、画面に大きく一言。
それは…「燃え」だ。
「Give a reason」「Plenty of grit」「Front Breaking」「砂時計」「Revolution」
「リナが『萌え』に終止符を打ちました」と言うように、「萌え」から一気に「燃え」曲に。「Give a reason」とスレイヤーズ新シリーズのOPとEDの曲の連続に、会場もヒートアップ。今回もサイリュームを配ってる方がいまして、会場も綺麗だしノリもバッチリ。それを見て「ツアーとかやってないのに、何でみんなこんなに揃ってるの?」という林原さんからの問いに、ファンから「カラオケで慣れてるからー!」。
「集結の園へ」「www.co.jp」(バラードバージョン)「Tokyo Boogie Night」
4月に出した新曲「集結の園へ」。CRエヴァンゲリオンの確変時にかかる曲らしく、歌い終わった後には「確変しましたか?」。その後はアンコール前最後で歌う、バラードでの「www.co.jp」。もちろん最後は「Tokyo Boogie Night」。今回は「初めてハガキを書きました」という人が多かったらしく、この時代にハガキで抽選というアナログさもいいな、という話も。
エンディング〜「BECAUSE」
エンディングは「BECAUSE」の曲をバックに、林原さん自らお別れの挨拶。ハガキを出すか出さないかでライブに来れるか来れないかが決まるように、選択次第で道が変わることもある。時には相談したくもなるけど、相談する時は自分の中で答えは決まってるのに、背中を押してほしいんだよね…というお話でした。私でよければ背中を押すと言ってましたが、林原さんが言うと、何か思いきりドン!って押されそうな気が…。
ファンの間からあがる三本締め。
ライブと言えば、やっぱり最後にコレがないとネ!
いやあ…「萌えパート」にも「燃えパート」にも圧倒されました。
林原さんより上手い人はいっぱいいるし、もっと大きなステージで、派手なパフォーマンスで魅了する人もいます。でも、僕は林原さんのライブには、他の声優には絶対に出せない「魂」のようなものがあると思いますね。普通の曲が「胸にぐっとくる」のなら、林原さんの言葉や歌は「胸だけでなく全身にどすっと来る」という感じ。それは、曲のアレンジや歌唱力だけでなく、林原さん本来の力強さに、アニメの世界観や躍動感、さらに今まで経験してきた苦労や悩みなど、それらが全てエネルギーとなって、言葉や曲に宿ってるからじゃないでしょうか。
まだまだ衰えを知らない「女王」の魂。早くも1000回記念の公開録音が楽しみです。
参考) 林原めぐみのTokyo Boogie Night900回突破記念公開録音 昼の部 レポ −名称未定2ごうぶろぐ
昼の部をさらに詳しくまとめられてます。
過去記事) 林原めぐみ、700回TBN公録 / 林原めぐみ、800回TBN公録