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「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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「誠のサイキック青年団」 20年の歴史に幕をおろす

ナニワの“長寿ラジオ番組”『誠のサイキック青年団』20年の歴史に幕をおろす - ORICON STYLE

誠のサイキック青年団」というラジオをご存知でしょうか。

関西でも相当コアなマニアでないと知らないと思いますが、
北野誠竹内義和による、大阪で放送中の深夜のラジオ番組でして。
社会、政治から、芸能や下ネタ、スポーツ新聞の広告に載ってる変なグッズまで
独自の目線で鋭いツッコミを入れるトーク番組として
かれこれ20年も続く、陰の長寿番組なんですよ。


僕がこのラジオにであったのは高校時代。
「絶対面白いから」と友人が貸してくれたカセットテープを聞いたのがきっかけで、
僕もたちまちサイキッカー(この番組のリスナーのこと)に。

以後、友人とサイキックのイベントに出かけ、
B級アニメやC級映画の話題に花を咲かせては、
サイキックのイベントに関わりたいという理由で大学に進学し、
さらに学園祭ではイベントを運営する側として参加し、
放送委員会と共謀してアイドルコンテストを実施したり(その時の特別審査員は宮村優子)、
大学を出てからも、当時のオタ仲間と酒を飲んだり、
初めて生でオタ芸というものを目の当たりにしたり
(友人が当時モーニング娘。の大ファンで、カラオケでやってくれた)、
このラジオがきっかけとなった出来事は今でも忘れられません。


大人しい子から、オタクの子に
まさに僕の人生を変えたと言っても過言ではないと思います。

今の僕がそれなりのオタクになってるのも、
田村ゆかりのライブで大いに盛り上がってるのも、
ブログでB級アニメにツッコミ入れてるのも
全てはこの「サイキック青年団」というラジオで磨かれた下地があったからこそです。


本当に何でもありのラジオでしたが、アニメに話すこともありまして。
といっても、どのアニメがいいとか、そういう普通の話題ではなく、
ミンキーモモのイベントで常軌を逸した奴がいたとか、
椎名へきるのライブで盛り上がってる痛いヤツがおかしいとか。
そういうコアでマニアックな世界を取り上げ、絶妙の笑いに変える。
そんな笑いが何より大好きで、聞いてるうちに自然とオタクになってました。

ちなみに、このラジオのおかげで、今でこそ普通に使う
「萌え」「痛い」「電波系」などという言葉も、15年以上前の高校時代からすでに知ってました。


ラジオでの過激な内容は、本当に今考えても凄かったですね。
アイドルファンから脅迫文が山のように届いたり、
ヘアヌード写真集を痛烈批判して訴訟起こされたり、
某声優をバカにして、向こうのラジオで問題になったりとか

でも、「ギャグという名の剣」という言葉で表わされるように、
常にマニアックな視点を忘れず、それを痛烈に笑いに変える。
そんな笑いは、このラジオ以外では絶対に感じることができない痛快なものでした。


そんなラジオも来月3月で幕を下ろすそうです。


ここ数年は全く聞いてませんでしたが、それでも青春時代をともにしたラジオ。
数々の濃い仲間と出会い、濃いトークを繰り広げ、
僕のオタク化の原点とも言えるラジオがなくなるのは、やっぱりすごく寂しいですね。