Komaの「変わったご当地メニューを食べてみよう!」のコーナー。今週は連休を利用して青森まで来ています。
青森といえば、りんご、ねぶた祭り、大ブレイク中の声優・三上枝織の出身地などで有名ですが、そんな青森県の黒石市に「つゆ焼きそば」なるご当地メニューがあるらしいんですね。焼きそばなのに「つゆ」とは、これは自分の目と舌で確かめねばと思い、行って来たわけですよ。
向かったのは新青森駅の「黒石や」。カウンターに座って注文すると、目の前で店主が焼きそばを焼いてくれまして、焼ける様子が食欲を誘います。でも、別に普通の焼きそばだよなあ…と思ったのも束の間、ふと目を離した隙に出てきました、噂の「つゆ焼きそば」。
焼きそばに見えないかも知れませんが、これ焼きそばです。その証拠にソースも使ってます。
キャベツや豚肉など、そば自体は焼きそばチックなのに、なぜかそこに黒めのスープ。さらにその上には天かすとネギ。コラボという形は取りながらもお互い自己主張しまくりな見た目ですが、まずは一口、がばっと食べてみました。
もぐもぐ…。あれ? 意外と悪くないかも。
最初は焼きそばのソース味なんですが、スープの和風だしもするし、普通のそばかと思いきや、そこにキャベツと豚肉もあるし…と、考え出すとわからないんですが、思ったよりも互いがマッチして、ひとつの味を出してるんですよ。激しく自己主張してるように見えて実は裏で互いに歩み寄る姿勢を見せていたとは。上に何気なくのった天かすが、上手く全てを取り持ってるのかも知れません。
というわけで、見た目以上に意外な調和を見せた「つゆ焼きそば」。きっと皆さんの脳内麺類データベースにはない食べ物だと思いますので、その意外な風味を味わってみるのも悪くないんじゃないでしょうか。