K's Station

「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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36歳独身結婚歴なしの男が、結婚を薦めてみる。

友人が結婚するんですよ。

30年以上生きてれば、むしろ結婚歴のない自分のほうが珍しいぐらいなので、それ自体驚きはないんですが、親しい人の結婚というのはいろいろ考えてしまうわけで。それこそB'zの曲のように、時の流れになぜか唇噛んだり、わが身振り返ったりするわけですよ。といっても嫉妬は全くしてません。ただ、ひとつ上のステージに先に行かれてしまうような寂しさは感じますね。

口では「三次元はノーサンキュー!」なんて言っても、実際の僕は切ないアラフォー男子。「結婚」という響きが与えるインパクトは決して小さくなく、ぼんやり将来設計考えたりするわけです。



まあ、そんな僕が言っても何の説得力もないですけど、やっぱり結婚はしないよりしたほうがいいと僕は思ってるんですよ。それは単に社会的地位や安らぎなどではなく、

自分以外の誰かのことを思い、自分以外の誰かのために行動できるから。
それは、人間が生きていく上で、ものすごく大事な経験じゃないかと思うんです。



僕は学生時代もクラス代表や委員長、部活の部長など、責任ある役割についたことは一度もないですし、飲み会の幹事ですら片手で足りるぐらいの数しかこなしたことがありません。最近はさすがに仕事上リーダー的な存在を任されることもありますが、そんな過去を振り返ると、組織やグループ、自分以外の誰かのために動ける行動力が欠けてることに気付かされたんですね。

学級代表や部長、そこまでいかなくても幹事を経験すれば感じたこともあると思いますが、他人のために動くのは本当に骨が折れます。自分が良かれと思ったことが総スカンを食ったり、嫌われたりなんてことも時にはあるでしょう。でも、そんな辛い経験をしたとしても、他人のために行動できる力は、長く年を重ねる上で必ず大きな財産になると思うんです。

何気ない行動ひとつでも、他人のためにさっと動ける人は、仕事でもプライベートでも自分とは何かが違う。
30年以上生きてきて、そんなことを最近ひしひしと感じます。



思えば結婚って、その最たるものですよね。だって自分とは違う誰かと始終生活を共にするんですよ。その人のために働き、責任もって活動するんですよ。子供ができれば、その子供のために、自分の時間を犠牲にしてでも動かなきゃいけないんですよ。自分以外の誰かにここまで尽力する経験なんて、結婚しなければ経験できないと思います。

以前「独身男子に明日はない!」という記事を書きました。挑発的なタイトルにしてしまったと自分でも思いますが、記事の中でも、結婚することによって相手のことを深く知り、自分には興味のなかった世界に触れられるのって凄いなぁと言いました。それは今もそう思いますし、言ってみれば。

自分の世界を広げたければ、まずは誰かを好きになること。
異性に限らず、自分と違う誰かを好きになり、その人のために何かをしたいと思い、行動する。
それも自分が成長するための大きな原動力だと思います。

そのきっかけが結婚であり、お付き合いであれば、それも素晴らしいことだと思います。



そういやB'zの曲でも「自分以外のことになんて興味をもてなかったアイツも、生まれて初めて守りたいものが見つかったんだと、僕を見た」なんて歌詞ありますね。とはいえ、大好きな人が命の危機に晒されたり、愛する人を助けるために巨大な敵と戦ったり。「わたし、みんなを守りたい!」なんてアニメのような状況は、幸いにして現実には滅多にないですが、そうはいかなくても、他人のためにすっと行動できる姿は、見ていて本当に格好いいと思います。

僕のまわりは交友関係の広い方が多いんですが、見てると、やっぱり皆さん幹事を積極的にされてるんですね。結婚する友人もそうで、集まるといつも幹事をしていました。メンバーを満足させるために、自ら進んで行動できる。たとえ失敗したとしても、その姿はきっと誰かが見ていて、必ず誰かが手を差しのべてくれる。そう思います。


何をするにも利己的になってる自分をちょっと恥じたりするこの頃。
自分以外のことになんて興味をもてなかった自分にも、誰かのために何かをしてあげたいと心から思える人が、いつかできるでしょうかね。